世界各国の指導者のうち、「独裁者」と位置づけられるのは誰かをアメリカの外交専門雑誌がランキングとして発表し、1位には北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が選ばれました。
これは、アメリカの外交専門誌「フォーリン・ポリシー」が発表したもので、世界各国の指導者のうち、23人を「独裁者」として取り上げています。そのワースト1位に選ばれたのは北朝鮮のキム・ジョンイル総書記で、フォーリン・ポリシーは「国の貴重な資源を核開発に費やし、国民の生活を苦しめ、多くの政治犯を収容所に入れている」と指摘しています。2位には「国の経済を破たんさせながら、みずからは不正蓄財をしている」として、ジンバブエのムガベ大統領が、3位にはミャンマーの軍事政権トップのタン・シュエ議長が選ばれています。このほか、イランのアフマディネジャド大統領が8位に、中国の胡錦涛国家主席もチベットを抑圧しているなどとして、10位にあげられています。フォーリン・ポリシーは「ランキングにあげた23人の独裁者の下で生活を余儀なくされている人々は19億人に達する」と非難しています。