(CNN) 米国の国境警備隊は25日、テキサス州エルパソ近くを流れるコンクリートで舗装されたリオグランデ川の川底に密輸用と見られる簡素なトンネルを発見した。
市の雨水排水システム内で不審な活動が記録され、当局が捜査を行っていたところ、200ポンド(約91キロ)ものマリファナを持ってメキシコからやってきた子どもに出くわし、それがトンネルの発見につながった。
警備隊長のランディ・ヒル氏は「複数の密輸組織が、麻薬の密輸や人の密入国目的で子どもたちを積極的に採用しており、今回の発見もその一例」とし、「これらの組織はメキシコの若者を搾取し、彼らを危険にさらしている」と指摘した。
米当局は、メキシコ当局に対してトンネルのメキシコ側の入り口を特定するよう要請しているという。