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パラグアイ民族楽器アルパで奏でる“勝利の音色”
パラグアイの民族楽器アルパの世界的奏者・上松美香
Photo By スポニチ |
サッカーW杯南アフリカ大会で25日に日本が決勝トーナメント進出を決めてから、一気に注目されているのが次の対戦国パラグアイだ。日本の裏側の南米大陸中央部に位置するこの国には、独特の音楽や食文化があるが、日本にはなじみが薄い。パラグアイの民族楽器「アルパ」の世界的奏者として知られる上松美香(27)は「これを機会に、もっとアルパの魅力が広まれば」と話し、両国チームの健闘を祈っている。
上松は、15歳で初渡航してから計6度、パラグアイに渡っており、いわば第二の故郷。08年に現地で行われた「第2回世界アルパフェスティバル」で優勝した際には現地メディアに大きく報じられ、今では町を歩けば声をかけられるほど。同国でもっとも有名な日本人の一人だ。
日本の対戦国に決まったときは「どちらを応援していいか分からない」とうれしい悲鳴を上げた。「どっちが勝ってもうれしくて、それでいて悲しい」と話す。ただ、身に着けているパラグアイの民族衣装「ニャンドゥティ」の色はサムライブルー。
上松によると「空港に降り立った瞬間に広がる赤土とジャングルが印象的な国」というパラグアイで、サッカーは国民的スポーツ。貧富の差はあり、貧しい家庭の子供はボールも買えない。「ちょっと田舎に行くと、靴も履いてない子たちが男女一緒になって丸い石を(ボールのかわりに)蹴っているのをよく見ます」。2―0で勝利した1次リーグのスロバキア戦を「ドリブルでも、ボールが足に吸い付いてるよう。日頃、赤土の上でサッカーをしている姿がそのままに浮かんでくる戦いでした」と振り返った。
パラグアイ代表の戦いぶりで意外だったのは「思ったよりも守備をしっかりすること」。国民性は大ざっぱそのもので「時間に遅れるのは普通だし、信号機なんて壊れていても直さない。お国柄的には“守り”がまるでなってない」と笑いながら「守備の堅さは伝統みたいですね。およそパラグアイ人とは思えません」と話した。
しかし攻撃に転じるとラテンの情熱を感じるという。「何が何でも決めるんだという野性的な部分があるから要注意」と日本代表に警告。その上で「日本も、1次リーグのデンマーク戦ではソウルを感じた。それをぶつければ阻止できるはず」とエール。「2―1で日本の勝ち!本田と闘莉王が決めます」と弦をつまびきつつ予想した。
29日はアルパを脇に都内の自宅で観戦するという。
◆上松 美香(あげまつ・みか)本名藤間美香。1982年(昭57)7月2日、長野県南安曇郡穂高町(現安曇野市)出身の27歳。楽器店を営む両親の影響で12歳でアルパを始め、15歳でパラグアイの「グアランバレフェスティバル」で金賞と特別賞受賞。99年に全日本アルパコンクールに17歳で優勝。00年アルバム「INOCENCIA」でメジャーデビュー。水樹奈々の09年のシングル「深愛」にも参加。夫は作曲家の藤間仁氏。
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