麻生首相の書面インタビュー掲載 バチカン日刊紙が1面に麻生首相の書面インタビュー記事を掲載した24日付のバチカン日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノ。見出しは「経済危機は新秩序つくるチャンス」(共同) 【ローマ29日共同】ローマ法王庁(バチカン)の日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノは29日までに、麻生太郎首相の書面インタビュー記事を1面に掲載した。同紙が日本の首相のインタビューを掲載するのは極めて異例で、首相がカトリック教徒であることが影響したとみられる。 インタビューで、麻生首相は自らの信仰と政治の関係について「日本では憲法で政教分離が定められている。カトリック教徒でも仏教徒でも日本の問題を解決するため、努力すべきことに変わりはない」と強調。 一方で「毎朝、大きな希望で目覚め、感謝の気持ちで床に就くべきだ」と、カトリック教徒としての心情を吐露したとみられる発言もあった。 首相はこのほか世界的な経済危機、対米関係、日本人拉致、核不拡散問題についても語った。 麻生首相は靖国神社の非宗教法人化を提唱。カトリック教徒として常に十字架を身に着けていることでも知られる。 【共同通信】
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