2010年6月22日(火) 『週刊 新社会』 |

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社民党の福島少子化担当相罷免、同党政権離脱、鳩山首相辞任、菅内閣発足、民主党の支持率急回復、亀井郵政担当相辞任と急転回する情勢。
7月11日投票の参院選公示が迫り、近畿を中心に全国を駆け回る社民党比例予定候補の原和美さん。選挙対策委員会は「がんばりましょう」の声を広げ、確かなものとするために集中的行動を呼びかけている。
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若者に未来を
仲間をつくる
兵庫で労働者集会
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原和美さんを国会に送ろうと交流した
労働者の会=6月8日、神戸市内 |
原和美を国会に送る労働者の会が6月8日、神戸市内で約150人を結集して開かれた。
司会の青木昭憲・全港湾神戸支部書記長が「子どもたちが労働社会に入るとき、未来がない、労働運動の再生・強化は急務である、未来を原さんに託すのではなく、私たち働く者が連帯を強めながら一歩前に出よう」と呼びかけ、会場から24年間闘い続けてきた国労闘争団からの報告など力強い発言が続いた。
郵政の仲間は、民営化後、事故も労災ではなく示談(自己責任)で済まそうとする経営優先の職場で、「全逓の闘う伝統」を引き継ぎ、地域での交流を進めるため、JPネットの組織作りを報告した。
また、賃金さえまともに支払わず、退職の自由さえ認めない西宮市の下請け会社で働く若い清掃労働者は、武庫川ユニオンに加盟し、ストライキを構えたこと、しかし、法を守るべき市、基準局は冷たい対応で、「政治が重要。ぜひ原さんを国会に」と訴えた。
ヘルパーの女性は、職業安定所は仕事を探す人で溢れているのに、介護職は人手不足、在宅、施設とも利用者も労働者も大変な実態であることを切々と語った。
原さんの力強い決意を受け、小西純一郎ひょうごユニオン委員長は、「若い労働者が目立つ集会を。リーマンショック以来、吹きやまない嵐に立ち向かおう。沖縄や世界で闘いがある、安保・三池50年の年、みんなで仲間をつくり、参院選を闘い勝利しよう」とまとめた。(兵庫発)
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女性集会
鴨 桃代さん迎え
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女性集会で決意表明する原和美さん
=6月6日、神戸市内で |
はら・かずみ女性選対「人間らしく生きる社会を原和美とともに実現する会」は6月6日、神戸市内で集会を開いた。
厳しい労働実態、増え続ける非正規労働者、高齢女性の貧困。女性の立場からこれらの問題に取り組もうと、講師に全国ユニオン会長の鴨桃代さんが来神した。
鴨さんは、雇用の劣化が家庭崩壊を招き、寂しい子どもの心はどうなるかという心配をよそに自己責任論が横行している現状や国会の会期末を控えて労働者派遣法の行方について問題提起。
そして、すべての労働者の生きたい・働きたいという思いを受け止められる政治への変革を目指し、候補者にがんばってと言うのではなく、それぞれが抱えている理不尽な問題を表に出して一緒にがんばろう。そしてやったという選挙にしていこう、と話した。
集会に大阪選挙区社民党予定候補の大川あきこさんも参加、「原和美とともにがんばろう」とあいさつ。
会場からはユニオン運動専従者、介護労働者、朝鮮学校オモニ会や若者から活動の現情報告があり、原さんが元気に決意を表明した。集会後、若者が集まるハーバーランドまで歩いてアピールした。(兵庫発)
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