2010-05-25

ヴェジハーブサーガでMID2お食事会!

テーマ:カレー、インド料理
店のメニューを作ってくれたデザイナーさんとライターさんと、カレーリーフを届けてくれたお兄さんとアントニと私の5人で、VHSでお食事会をした。ここでVHSのことを書くのは何回目かなあ。
アントニは昼間、中野の店のメンバーと飲み過ぎて「アタマがイタイダヨ~ゴメンなさ~い」と断ってきたものの途中から参加。結局、全員参加でほぼ貸し切り状態だった。

人数が多いとたくさん注文できて楽しい。しかも、全員がインド料理loverだからうれしくて仕方ない。
この日ははじめてたくさん頼んだ。(でも、VHSはメニューが多くていつも悩んでしまう。)

この日は北インドのシェフ、オダイさんが休みなのでRAJAがひとりで厨房にたつ。
まずはインドのスナック「ダヒプリ」から。

全身カレーな人々


初めて食べたけどタマリンドの甘酸っぱさが心地よいスナック。素直においしい。

次にイドリ。

全身カレーな人々


このようなメニューが常に出せるところが、この店はすごい。

4種のチャトニ。
全身カレーな人々


左上から時計回りに
ミントチャトニ、トマトチャトニ、ポディチャトニ、ココナッツチャトニ。
チャトニが充実しているのも素晴らしい。

ラッサム。
全身カレーな人々


ここのラッサムはストロングスパイシー味。空腹に飲むとおなかが熱くなる。
アントニの作るラッサムと全然違うのでオモシロい。

サンバル。写真がピンぼけしてお恥ずかしい。
全身カレーな人々


こちらもローストしたダルの香ばしさと種々のスパイス、野菜の甘みが複雑に絡み合って、奥の深い味になっている。
MID2のサンバルを知っているライターさんもひえーっ変わった味!とびっくり。

全身カレーな人々

RAJAが厨房でおすすめのドーサを焼いているところ。
そして出てきたのが、
ラバドーサ。
全身カレーな人々


何度食べても美味い....ホールのブラックペッパーやクミンシードが刺激的だ。サクサクした食感とスパイシーな味わい。
Sさんがキャンプにドーサ板とポータブルタンドール釜をもって行ったらカッコいいよね~とつぶやいたが、そんなキャンプならぜひ参加してみたい。

そして、VHSスペシャルドーサ。

全身カレーな人々


マッシュしたマサラポテトの上にチーズがのったドーサのホットサンドだった。これだけでおなかいっぱいになる。ブリトーみたいな新しいインドの味に驚いた。

カレー2種。バスマティライス添え。
全身カレーな人々


右は南インド式茄子のカレー。タマリンドの酸味が強く、とてもインドっぽい。
左は乾燥ポテトのトマトクリームカレー。どちらもフライドオニオンがアクセントになっており、肉を使わない分、味付けはかなり塩気が強く濃厚な味。しめに食べるにはアップアップだった。

そして、デザートのパヤッサム。こちらもピンぼけしてお恥ずかしい....
全身カレーな人々


バミセリをゆでてココナッツミルクとカルダモン、砂糖で煮込んだ温かいデザート。
砂糖の量が控えめだったので全部食べられた。ああ、よかった。本場では容赦なく甘いらしい。

食事が終わりかけた頃、オーナーのラジェンドラさんがわざわざかけつけてくれた。
その堪能な日本語とパワフルでアツい語り口に、アントニもみなさんもしばし啞然としていた。

すっかり食べ物に気を取られて、RAJAとアントニの2ショットを撮るのを忘れてしまったあせる二人ともおそるべき眼力でタミル語で話していた。その内容はもちろんわからず。オーナーさんは北インドの方なので、ヒンディー語を話さないRAJAとはすべて英語で会話すると聞いて驚いた。インドって国が広いから、コトバが沢山あるのよね。みんな目が大きくて口ひげはやしているから兄弟に見えるね。

彼らがタミル語ヒンディー語で話している間、残された私たち日本人は「なんだかインドに来てアントニにガイドしてもらっているようだな....」とつぶやいていた。
VHSは夜遅くなると、仕事を終えたインド人仲間が次々にやってきてどんどん外国になっていく。
迷い込んだ日本人のオジさんたちがオーナーさんに「この鉄板焼きをたべてみて!」と説き伏せられてドーサを食べている姿が、かなりウケた。ラジェンドラさん、かなりアツいお方である。そのパワーに圧倒されつつ私たちは、店を出た。

今回はじめて大人数で行ってみたけど、一人や二人で行くよりもやっぱりいいね。
これからも何度でも行っていろいろなものを食べたいので、また何人か一緒に行きたいものだ。

2010-05-17

第14回 おそるべし本格パキスタン料理!〜溝の口「インダス」

テーマ:食べ歩き、カレー
今日はランチをはしごして、夜は秋葉原界隈の話題のインド料理屋に行ってみようと思い意気込んで外に出た。私は東急田園都市線に住んでいるので、これから東急線の気になる店を1軒づつ食べ歩いてみようと思っている。東急線も各駅に地味にインド、ネパール、スリランカ料理などのお店が並んでいる。

向かった先は溝ノ口駅
前々から気になっているのに場所がわからず保留になっていたパキスタン/インド料理「インダス」を訪れた。溝ノ口駅ってあまりに複雑に通りが入り組んでいるため、ひじょうに疲れる。今回は地図帳にしっかり印をして練り歩く。それでも、へんな道に入ったりしてなかなか目的地にたどり着くことができない。フラフラになってようやく見つけた。うわーすごい!

全身カレーな人々


重厚感あふれる店内。オープンから16年間という老舗の店。オーナーはパキスタン人のガファールさんと日本人の奥様。奥様がひとりでホールを切り盛りしている。バンジャビドレスが似合う素敵な方。

全身カレーな人々


ランチは普通のインドっぽいメニューだった。私はナンは好きじゃないので、セットから外してもらいサフランライスを特別にお願いした。待つ間、店のメニューを眺めていた。

全身カレーな人々


うっ、気になるものが!!キチリにカルドライス...キチリなんて食べられる店はないので、家で自分で作って食べたことしかない。ああ、気になるなあ...ここのカードライスも食べてみたい。

全身カレーな人々


そして、目を奪われたのがこの「ランアリシャン」というマトン料理。これは通常予約しないと食べられないこの店の特別メニューだが、今月だけお一人様用に出しているという。ああ、これ食べたいな...

全身カレーな人々


ということでランチが運ばれてきた。ナンを抜いたらプレートがちょっと寂しい感じ(ノ_・。)

全身カレーな人々


一見普通のこのチキンカレーが、実にウマかった。このひと口でここの店はイケる!と判断した。
食事後もずっと奥様とお話をして、ぜひとも夜のパキスタン料理を食べたいという気になった。

実を言うと、私はパキスタン料理はほとんど知らない。食べたことあるのは、西荻窪の「ラヒバンジャビキッチン」だけだ。後は他の方のブログでパキスタン料理の記事を読んで「ふーむ」とうなづくだけ。思いきって他の店に行く予定はやめて、ここで食べてみようと決意した。

そして、同日の夕方に再訪問!ランチとまったく同じ席。

全身カレーな人々


今日頼んだものすべて!あ、ちなみに私おひとりさまですドキドキ女ひとりでパキスタン料理......どう思います?

全身カレーな人々


マサラパパド.....パパドの新しい食べ方を発見!このソースうまいっ!

全身カレーな人々


青唐辛子のピクルス.....ギャー!激辛で飛び上がるあせる
全身カレーな人々


マンゴーピクルス....こちらも容赦ない辛さ。怖いよ~!
全身カレーな人々


チキンビリヤニ.....これ毎回お店でイスラム式で炊き込んでいるそう。スパイスの香りが強く、特にパキスタン特有の「チャプラ」という香り付けを使っているため風味豊か。絶品!!!!
全身カレーな人々


ライタ.....ものすごーく濃厚。ハーゲンダッツアイスクリームから甘みを消したような感じ。聞くところによると、ミルクの脂肪分+生クリームを少々入れているとか。(私、生クリームダメなのにあせる)ありえなーい。
全身カレーな人々


そして、これがラン アリシャン.....
全身カレーな人々


マトンをスパイスでマリーネドして油で炒めた後さらにタンドール釜で焼くという手の込んだ逸品。
マトンが柔らかくて臭みがなく、いやーウマいのなんのビックリマークものすごく濃厚な味付けで、しかも一人前の量が半端じゃないのでタッパー持ってきて正解だ。

自分は大食漢だと自負していたけど、それは南インド料理やスリランカ料理があっさりして優しい味だから食べられたのだ。パキスタン料理に関しては、だめだこりゃ。油コテコテとスパイスと肉づくしでヘビーでもう食べられません......
奥様の話によると、パキスタン料理は野菜をほとんどとらないそう。そして魚介類も食べないそう。
肉、肉、肉!!!なのだ。
「病気にならないんですか?」と尋ねたら、「だからみんな早死にします」とあっさり回答。

今回の体験で、私はパキスタン料理店では働くのはムリだと思った。
なんというか....南インド料理とは対極のところにある。パキスタン料理は本当にストロングテイスト。
ハーゲンダッツのようなライタも完食できず....チャイも超濃厚でストロングだった。

パキスタンはイスラム教で言語はウルドゥー語。ラマダン明けには「パヤ」というマトンのすねや蹄(ひづめ)の料理や「マガズ」という動物の脳みそを使った煮込み料理を食べるという。
奥様からいろいろな話を聞いて背筋が凍り付いてしまった....
怖いよーあせる
でも、スパイス使いと肉料理のおいしさは最高だった。
2010-05-12

2大シェフのミールスだ!

テーマ:カレー、インド料理
今日は会社の同僚4人を連れてMID2(私が働く店)にディナーミールスを食べに行った。
彼女たちはインド料理には縁もゆかりもない方々。インド料理と言えばバターチキン&ナン&タンドリーチキンだと思っていらっしゃる。
勤務先から電車を乗り継ぎ、店に到着。
私は一瞬ビックリした。なんと厨房に見知らぬ人がいる......

全身カレーな人々


アンちゃんが「この人ボクの義理の弟だよ」と紹介してくれた。
なんと、練馬の名店「ケララバワン」のシェフ、ラジさんではないか!
私はうれしくて握手してもらった。実は昨年のクリスマスに一度大久保のムットさんのお店で彼に会ったことがある。そのときはビリヤニを作ってもらった。
アンちゃんとラジさんは一緒に厨房で私たち5人分のミールスを作っていた。

同僚たちはきょとんとして店内を見渡している。メニューを見せてもさっぱりわからないようだ。
そして、準備完了。ミールスのサーブがはじまった。
バナナの葉の上に次々に盛られていくときってみんな興奮するものだ。
同僚たちは一斉に写真を撮り始めた。

全身カレーな人々


本日も上からてんこもり。普通の女性ではなかなか食べられない量である。ディナーミールスはお変わりし放題。この上、さらにチキン65のサービス!

全身カレーな人々


はて、ミールスのなかに見慣れないもにがあるので尋ねてみた。

全身カレーな人々


「ポディチャトニだよ」
あ、これは前回の記事で書いたダルのチャトニだ!こちらの店はマイルドで濃厚で香ばしい。
ワダにつけたりライスと混ぜて食べても美味しい。これはうれしかった。

同僚たちは初めて食べるミールスに大興奮。そして、その量に圧倒されて最後は会話中止状態。

私はあいにくラジさんの「ケララバワン」にはまだ行ったことがない。
お話を聞くと、ウタパムのようなティファンメニューやドーサの種類もそろっているそうだ。ぜひ一度訪問したい!!

最後に二人をハイポーズカチンコ

全身カレーな人々


ムットさんダスさんラジさんアンちゃんも、みーんなきょうだい親戚でつながっている。
南インド料理界って狭いなあ.....
2010-05-12

タミル語勉強しようかな...

テーマ:ブログ
最近、ちょっとだけタミル語に興味を持ちはじめた。
というのも、店で朝から晩までタミル語の音楽を聴き、インターネットでタミル語放送をみたりして
タミル語シャワーを浴びていると、まあ、自然にそういう気持ちになってくるのだ....

店のなかにいると自分が外国にいるようなもの。
店のなかは南インド人のアンちゃんとネパール人のアバリさん。
アバリさん、日本語も英語もできないので私とコミュニケーションをとる術がない。
ダンナさん(グレートインディアのシェフ)について日本にやってきたばかりで、向こうでは働いたことがないというあせる
いきなり外国に来て日本人と一緒に働くことになったものだから当然、彼女の中では
カルチャーショックが大きかったようだ。はじめはとにかく表情がかたくて、こちらが話しかけてもまったく微笑んでもくれず困ってしまった.....最近はすこしづつ明るくなってきている。
休憩中は、私とアントニが日本語で話し、彼と彼女はヒンディー語という超ややこしい会話。
仕事の相互連係プレーはむずかしいが、人間関係はシンプルで平和。ふたりともハートのいい人たち。

タミル語をちょいやる気になった理由だが

*これまで出会ったタミル語を話すインド人がいい人たちばかりなので、インド料理ばかりではなく、 インド人がずいぶん好きになってきたということ。

USHIZOさんがマレー語を一所懸命勉強していて、ちょい刺激を受けたこと。

*先日お店にいらっしゃったむんむんさんのサイトを見て、ちょいやる気になった。
http://munmun.moo.jp/archives/2006/10/tamil-top.php
「しろうとタミル語講座」
「わなっかん」~Vanakkam~あいさつ
「なんどぅり」~Nandri~ありがとう
「ろんば・さんどーしゃん」~Romba sandhosham~とてもうれしい
「たれいばる」~Thalaivar~リーダー
「あーまー」「いっれー」 ~Aamaam・Illai~はい・いいえ
「わんが」~来てください(please come)
「ぽんが」~Ponga~行ってください

せめて食材用語ぐらい理解できるようになりたいね。
もし可能なら今後シンハラ語もちょっと触れてみたい。
南インドとスリランカには今後訪れてみたいと思う。
(最近このカレーブログが南インドよりのブログになっているなあ....)
全身カレーな人々
$全身カレーな人々
こういう本から読んでみようかなー
2010-05-06

またもやヴェジハーブサーガでランチ!

テーマ:食べ歩き、カレー
GW連続勤務が終わってヘロヘロ~。
会社ではたいてい寝ているのに、人生でこんなに使命感を持って働いたことはなかった。
昨日、アントニから「アリガトゴジャイマス」とアタマ下げられたときはビックリしたあせる

久しぶりの休みの今日、久しぶりに外にランチしに行った。.....最近、行動範囲がとても限られているショック!
店で働く前は週4日は食べ歩いていたのに、今はそんな時間もゆとりもない。そのなかで唯一選ぶ店は、そう、御徒町の「ヴェジハーブサーガ」なのだ。

最近連続してこの店のことばかり書いているが、私は別にこの店のまわしものではないあせる

クラブ仲間のジュコちゃんを連れて2時過ぎに到着。
またもやお客さんは私たちだけ。ジュコちゃんは全然カレーマニアじゃないけど、私の影響で最近は「ドーサ」と「ラッサム」がお気に入り。周囲の友だちも巻き込むカレー熱!

これが店のランチメニュー。
あれ?アントニの書く字に似ているよ。でも、こっちの方がうまいかな??

全身カレーな人々


ジュコちゃんはマサラドーサセット、私はヴェジコフタとヨーグルトカレーのセットを注文。
ホールのMOLEが昨日お休みだったのでうちの店に電話くれたが、駅名と場所がわからないので、中野店の方に行ってしまったそう。ガーン.....シェフのRAJAにはいくら「武蔵新田」と説明してもムシャジ?って発音できないぐらいわからない。マイナーな場所だもんね.....

全身カレーな人々


これがランチセット。ラッサムスープもつけてくれたドキドキそして、なにより飛び上がったのは、このチャトニ!

全身カレーな人々


左上:ポディチャトニ、右上:トマトチリチャトニ、左下:トマトココナッツチャトニ、右下:ココナッツチャトニ
とくに私は左上のポディチャトニに驚喜乱舞した。料理本でしか知らないダール(豆)のチャトニだ。

全身カレーな人々


セサミのような香ばしさとピリッと辛いアクセントがあって、ライスにもドーサにもあうのだ。
これを、特別注文したカードライスにかけて食べてみた。ウマい!!!

全身カレーな人々


みてください、この美しいカードライス!前回の記事以来、私は今ここのカードライスにはまっている。めちゃ美味しい!
北インドのシェフ、オダイさんが作ってくれたコフタカレーもヨーグルトカレーも素晴らしかった。
特にヨーグルトカレーはフェヌグリーク独特の味わいが特徴的で、感動.....
この通り、スタッフが取り巻いて貸し切りで贅沢なランチタイムだった。

全身カレーな人々


今度こそアントニを連れてここに来たい!アントニに電話で今日のことを報告したら「Podi? 御徒町イイネーRAJAシュゴイネー」と連発していた(;^_^A
注意:podi chutneyはidli chutneyのこと。
powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト