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茨城空港 スカイ神戸便8月末で運休 |
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「完全黒字は困難」
スカイマークは24日、茨城空港に就航している神戸便を9月から運休すると発表した。同社は、運休の理由について「本社コストや定期整備コストを含めれば黒字になっていなかった」とし、完全黒字化のために目指していた1日3便への増便が難しいことを挙げている。同路線は、3月に開港した茨城空港で唯一の国内定期便。
発表によると、「茨城空港は、自衛隊の指揮下で運航しなければならないことが判明した」とし、「茨城空港と自衛隊との間で『民間共用』のスキームの見直しがされるまで運休することを決定した」という。
同社は、共用の航空自衛隊百里基地で7月下旬に行われる航空祭や来年の観閲式の際に、神戸便のダイヤの変更や運休を求められる可能性を挙げ、コスト削減のための航空機のフル稼働などに支障が出るなど「これでは定期便を運航できない」「今後の増便に消極的にならざるを得ない」と説明している。
県空港対策課は、航空祭などに伴う同社と国の調整は把握していたものの、運休についてはまったく予期していなかったと困惑している。
同社は2月、神戸便の就航を発表。4月16日から毎日午前中に1往復していた。職員を空港に常駐させないなどのコスト削減により、運賃は片道1万2000円(大人普通)を実現。早期購入の最低運賃を同5800円まで引き下げていた。
同便の搭乗率は4月は78・2%、5月は75・6%。ゴールデンウイーク期間中(4月28日〜5月5日)は97・8%で、同社の就航便の中で最高を記録したと発表していた。
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