ケダランドの楽しき日々……駄ラマ集です
達人         
 「ひーこら、ひーこら」
 「ケダさん、ペットボトルのケース重そうですね、中身あてたら一本ください」
 「わかるかなー」
 「僕ぐらいの達人になれば容易いことですよ。コーヒーコーラでしょ。コーヒーコーラ、ひーこーらって」
 「かけ声のまえふりにかかったな。残念でした。梅酒だよー」
 「えーっ、そんな」
 「負けを認めて涙しなさい。可愛そうだから梅酒一本あげる」
 「どうも。でも、偽のまえふりじゃああてようがない。負けは認められん」
 「未熟者め」と一声残して行く後ろ姿を見れば、あっメッシュのステテコがよく似合う。
 遠く去りゆくケダさんに……。
 「メッシュだから、うめっしゅでしょ〜」
 「わかったか〜、遅いわ〜」
 「でも、ぱんてー穿け〜、素肌にメッシュのステテコなんて思わず目を背けて意識に残らんかったわ〜」
 「それが手じゃ〜」
 「いちびり〜」
 「ありがとう〜」 ポリポリ。
 ダジャレの勝負には負けたが、ケダさんのお尻が見られたから僕の勝ちである。
 しかしあのわざとらしく頭を掻いたのは……。おぬし、できる。
 頭掻く人、尻隠さず。
 
 
出世麺
 「コウちゃん、あんた世間知らずやから、ケダランドでの生活の知恵、一つ教えたげる」
 「ありがティアラ、ブレスレット」
 「この素麺の賞味期限が過ぎたらどうなると思う?」
 「それはもういたんで黴が生えて食べられなくなります」
 「ところがな、素麺は賞味期限を過ぎると冷や麦になるんや、出世麺とゆーてな」
 「わーっ、こんな、非科学的な世界、もういやだー」
 「お帰り。なんで西へ駈けていったら東から帰って来たん?」
 「空間が閉じていました。ケダランドはおそらく3次元球面なのではないでしょうか?」
 「それでな冷や麦の賞味期限が過ぎるとスパゲッチになって、最後にはうどんにまで育って太うなるのや」
 「わーっ」
 「お帰り。南北も閉じてたやろ。やはしここ球面世界かな?」
 「まだトーラス面という可能性もあります」
 「だから、魚に喩えると、いなだ→わらさ→はまち→ぶり、みたいな出世魚と同じやな」
 「ふーん、同じ麺が、素麺→冷や麦→スパゲッティ→うどん、と育つんですか。その  いろんな地方の言い方混ざってません?神奈川では、わかし→いなだ→わらさ→ぶり、ですよ」
 「これでいーのだ。なぜならば、はまちは養殖が美味しいのだ」
 「あっスパゲッティは洋食ですか。そのダジャレ、ケダランドの全員が気が付いてますよ」
 「えっ、どないしょ。コウちゃんなんとかして〜」
 「それでは、マカロニはトーラス麺というのはどーでしょう?」
 「こゆーい」
 
 
人魚
 「コウちゃん、たい焼き食べへん?」
 「いただきま〜す、ってちゃうがな、鯛一匹まるごとや、これは鯛の塩焼き」
 「たこ焼き食べる?」
 「思ってたとおりタコの丸焼きですな〜。美味しそうやけど」
 「にんぎょ焼き、食べる?」
 「まさか、ケダさん、ホラーの季節やゆうても、人形焼きと人魚焼きのダジャレ、実行したわけじゃあないでしょうね」
 「し〜た〜で〜」
 「きゃー」
 ……数日後。
 「コウちゃん、なんでにんぎょ焼き見んと逃げたん?」
 「非道い。おに。ケダモノ」 
 「はい」
 「えっ?」
 「私はケダです」
 「そうでした」
 「ビキニの跡もつかんと、こんがり紫外線でよう焼けとったで人魚はん」
 「えーっ、にんぎょ焼きってそういうことだったんですか?もう一度あのコントやりましょ」
 「あれは日常会話やがな。時間は流れ行き、戻らへんのや。食べ損なったな」
 「ケダさんは食べたんですか?」
 「うん」
 
 
UMA
 「コウちゃん、ねこまんま食べる?」
 「地味ですねー。まあ、おにぎりでもおかかは美味しいですし」
 「もすこししたらおいしもん上げられるよ」
 「ふ〜ん。なにか、前ふりのよーな小道具がいろいろありますねー」
 「えっ、なんもないよ」
 「あの天井に張りついているのと、水槽の中でガラスにくっついているのと、この二本の拍子木のような物体はなに?」
 「ムササビと小判ザメとかつお節」
 「あの習字は?」
 「『っかぶり』と『借りてきた』」
 「ひーこらひーこら、にっつーのペリカン便です」
 「……」
 「……」 
 「まあ、一回はボケるわなー」
 「そうそう宅配の人も心得てるし。それにしても、あの『ひーこら』っていうかけ声古いですね」
 「そうやね、ケダランドでネタ二回使うたらいかんね」
 「しかも、ココア・コーラですね」
 「冷えてるから一杯お飲み。スカッと爽やかコッコァ・コーラ♪」
 「なんか、デジャビュのようにしっくりきますね」
 「ピンポーン、ヤマネコトヤマの卓球便です」
 「待ってましたー」
 「前ふりどうり」
 「こんちはー、ミケネコタマの肉球便です」
 「まいど、イリオモテヤマネコウチナワの琉球便でーす」
 「ウミネコナマコの蛸便でーす」
 「プッシーキャットのガーター便でーす」
 「ぞくぞく届きましたよ。クラーケンの塩辛と、イッシーの孫か。小さいけどイッシーのひらきの陰干しですねー。あと、オボゴボとツチノコとモヘーレ・ムベンベの蒲焼きセット。クラゲウニクリウニ、これなんですか?」
 「あゆも間違えたという幻の、いががムラサキウニの棘くりそつで橙色の身もウニに似たウニクリという名の栗が生駒山の山中に群生しておってな」
 「あゆの間違えたのウニとちがいます?」
 「それで、そのウニクリにくりそつの姿をした伝説のウニクリウニという名の雲丹が慶良間の海底に棲息しとるんや」
 「ややこしー話ですねー。ウニに似たクリに似たウニですね。結局、ウニに似たウニか、合っているような気がします」
 「そのウニクリウニで和えたクラゲやね」
 「クラゲは普通のですか?」
 「うん」
 「キクラゲクラゲとかゆーてたら話終わらなくなりますもんね」
 「もう、スペースないで、急ご」
 「はいはい」
 「あとは、ネッシーのヒレ。でかいですねー、四畳半ぐらいありますよ。畳表みたいな肌触りですね、これ貰って帰って部屋に敷いて良いですか?」
 「はいよ、スープにするぶん1000平方cmおいといて」
 「こんな大きなヒレが安く輸入されると、市場原理でフカヒレが安くなりますね」
 「ネッシー安くサメ安し、やろ」
 「ところでケダさん、なんでお中元、未確認動物ばかりなんでしょう?」
 「みんなにうまいもん送っててゆうといたから」
 「あっ、せやからUMAいもん、ですか」
                     ※イッシーの孫:>石野真子
                                   
 
城みちる
 「ぷみお姫、プールでイルカたちとなにをなさっているのですか?」
 「あっ、王室お抱えの魔術師兼スーガク者のコウちゃん。あ〜れ〜、『イルカに乗られた少女』、なんちって」
 「お、お戯れを。まじめに機を織っていただかないと。王室支持率も下がっております」
 「やだ、もっとクリエイティブなことしたい。あたしはSF作家になる」
 「SFだけはおやめください」
 「ところで、このイルカ誰のプレゼントか分かる?」
 「はて?」              
 「ヒントで当てれば、一頭あげる」
 「うーむ、一頭だからiT王子」
 「答え合っているけど、まだ何もヒント言っとらんわーい」 
 「わかりますがな。こんな高価なプレゼントをするひとは他におりませぬ。あ、そうだ、ぷみお姫さま、あのように全銀河に向かって痴話喧嘩を送信してはヴェガ国の恥でございます。この次は私の考案した量子暗号で暗号化してメールなさいませ」
 「漁師、アンコウ……、アンコウの解体と暗号の解読はちっと似ている」
 「何かおっしゃいました?」
 「うんにゃ、あんでもねーだよ、夕飯はアンコウ鍋じゃ〜」
 「姫さま、イルカのコントがまだ終わっていないよーな」
 「おお、そうじゃ、こっちのイルカの名前がアル太君」
 「TVスタジオのような名ですな」
 「そんで、こちらがラキ太君」
 「変な名前」
 「さて、問題は何でしょう?」
 「ええっ、問題を当てるんですか?えーと、この二頭のイルカはどこから来たか、です。答えはアルタイル」
 「ぱちぱちぱち。さすが、銀河一の魔術師兼スーガク者兼ダジャレ者」
 「ではオチを二人で、せーの」
 「アル太イルカ、ラキ太イルカ」                 
         ※「アルタイルから来たイルカ」はマーガレット・セント・クレアのSF
 
 
スカイ・フィッシュ
 「ケダさん、お前たちじゃなくて鎌いたちの原因が分かったそうです」 >他人のギャグや 
 「へー」
 「スカイフィッシュがぶつかって傷になるそーです」
 「ほー」
 「オニカマスがダイバーの足に鋭い歯でぶちかますことによって傷を負わせるよーなものなのだそうです」
 「こん」
 「怖いですねー」
 「二夜しくしく」
 「一夜で治りますよ」
 「UMAならケダランドにもおるよ」 
 「なんですか?この、白粉を餌にして育ち、単性生殖で殖えるような予感のする生物は?」
 「ケダラン・パサラン」
         ※6=2.44949          
 
 
喧嘩屋
  「けっ、ケダさん」
 「なに?目つきがこわいで」
 「僕たちも痴話喧嘩しましょう」
 「あっ、あかん、わし人妻やさかい」
 「じゃあ、千葉喧嘩は」
 「茨城県人やし」
 「じゃあ、チワワ喧嘩」
 「わん」「わわわん」「きゃん」「わんわわ、わんわん」「っわんわん」
 「ぜーぜー、ケダさん疲れます」
 「そやなーコンセプトがいまいち分からん」
 「ちわー、けんかやでーす、まいど」
 「あ、けんか屋さんですよ」
 「われぃ、なんかしてけつかる、ケツアルコアトル、わしをケダランドのケダと知って喧嘩売っとんのかぁ、われぃ、いてこましたろか、われぃ、いちびっとったらあかんぞ、われぃ」
 「ケダさんの大阪弁怖すぎます。おにーさん、びびりまくってスクーターで帰って行かはりましたね」
 「気の毒なことしたなー、喧嘩屋さんやのうて単なる……」
 「ケンタ屋さんでしたねー」
 「雄鶏の唐揚げ売りに来ただけかいな」
 「あっ、せやから、『おんどれーなんかしてけつかる』ですか?」
    ※大阪弁解説:あなた様は何をぬかしていらっしゃるのでしょうか。
 
 
                三無裸さん 
 「金星の大気ってCO2なんだよ」
 「CO2かよ!温暖化するよ!てゆうかしてるよ!」
 「アメリカはC02吐いて地球温暖化してもいいのかなー。金星みたいになるやんか」
 「金星化かよ!駄目だよ!500度だよ!」
 「アメリカ人って金星人なのかな?」
 「金星人かよ!」
 「たま出版の韮沢さんの見せてくれた金星人の写真ってアメリカ人そっくりだったし、住民票も持ってるんだよね、彼ら」
 「アメリカ人って金星人かよ!だったらいいんじゃん。温暖化賛成かよ!」
 「温暖化さんせい!」
 「茨城ってアメリカなのかよ!」
 「うん、NATOのひともいるし」
 「NATOと納豆かよ!納涼ギャグだよ!納豆納涼ギャグだよ!」
 
 
 
ヨコシマ句会、その他
 動物ネタ 
  ねこにムササビ
  馬の耳に粘菌
  あさっても鯛
  蛇に短し狸にながし                    
  座敷アザラシ
  ワラビー餅
  八目うさぎ
  能ある鷹は爪をかむ
  能ある鷹は詰めが甘い
  虎と狸と河馬山椒魚
  木登り魚もおだてりゃ木に登る
  クロネコ大和煮
  イカも泳げばマンボウにあたる   
  子安貝と海牛だい
 
 TVネタ     
 「私のこころには氷点がある」:>浅野ゆう子
 「私のこころには笑点がある」:>ケダさん
 
 「ちがう」ネタ >略しすぎ 
 中生代白亜紀と八代亜紀ぐらい違う
 本多理紗とほんだらだぐらい違う
 奇想天外と大気圏外ぐらい違う
 ブーニンとユーミンぐらい違う
 半村良と眉村卓ぐらい違う
 トラックボールとブラックホールぐらい違う
 山口衛里と人工衛星ぐらい違う
 アリマキと鉢巻きぐらい違う
 フランシーヌとうなぎいぬぐらい違う
 混浴と禁欲ぐらい違う
 無為と舞いぐらい違う
 間と無ぐらい違う
 ジパングとおパンツぐらい違う
 あら、今夜お泊まり?と今日泊亜蘭ぐらい違う
 ルート66と77サンセットストリップぐらい違う
 マッカーサーと松阪ぐらい違う
 小田嶋隆と喜多島舞ぐらい違う
 雨が降っとーるとアメリカンフットボールぐらい違う
 雨、止んでーるとあ、ネアンデルタールぐらい違う       
 佐々木、上原と代々木上原ぐらい違う
 気丈な態度と騎乗な体位ぐらい違う
 モー娘。とOモーレツぐらい違う
 天王寺動物園と天王州アイルぐらい違う
 マシュランボーとオシャマンベぐらい違う
 アダムスキーと指宿ぐらい違う
 太巻き寿司と松葉崩しぐらい違う
 小田急ともろきゅうぐらい違う
 京阪電鉄と京浜急行ぐらい違う
 代数多様体と一体何様ぐらい違う
 水木しげると観月ありさぐらい違う  
 潮来の伊太郎とゲゲゲの鬼太郎ぐらい違う
 天津甘栗むいちゃいましたと天真爛漫に脱いじゃいましたぐらいちがう
 
 かずめさんとのヨコシマ句会です。高野さんとRyokuさんと菅さんの句も少し混ざっています。どの句を誰が詠んだのか書きませんけど想像して下さい。
 一応全部前の句の返句になっています。
 
 願わくは ハラの下にて 春知らん
 月明かり 花の下にて 花散らん
 月の下 美人を抱いて 棘刺さり
 月下美人 夜明けとともに 酔い醒める
 竜舌蘭酒の 器を乞うて 頬打たれ
 頬を打つ その手恋しい 阿修羅象
 恋人は 火星人なのと 無垢な顔
 無垢な顔 つくり話せば 耳年増
 耳年増 もっとえっちな ミミ荻原
 ミミ荻原 壁に立たせて 障子にメアリ
 捨て石に したはずの人と 再会し メアリという名に  生返る恋
 大槻ケンジ 描く少女は ステイシー
 ヒトダマは プラズマなりと 解決し 次は人妻に はまる大槻教授
 プラズマに 灼かれて子ギャルも 顔グロー
 ぷみおさま 太いエクレア 丸かじり 
 まるがじり どちらが喰われて いるのやら     
 鼻息荒く 茶漬け喰う顔に 幻滅し
 鼻息の 荒さも愛し 盲目ぞ     
 めしいて後 見える姿は 真実か
 真実だ 信じてるんだから 真実だ
 集合論も 無矛盾性は ままならず
  ※ゲーデルが不完全性定理を証明してしまったので、数学の公理系でさえもそれが正しいかどうかは信じる他ないことになったのです。こういうことでいいのか。不完全性定理だって集合論の言葉で表現されているのだから、もしも集合論に矛盾があれば、彼の定理も正しくないことがあり得るのじゃあないか。真実って何、真理って何?
 真実と真理 どちらも可愛い 娘です
 メロンパン 誰に縛られ 亀の甲
 メロンパン 投げれば ガメラかUFOか
 キッコーマン 聞いて興奮 ヨコシマ者
 パパならね 月に三回  会うだけよ
 パパイヤを 奈良漬けにして パパならね
 パパイヤは 肉を溶かすぞ パパイン酵素
 マンゴーと 三回唱え 顔赤らむ
 キウイくん 翔ぶのをよすとは 割り切りすぎ
 飛ぶのをよして わるきうれ達の 奇行かな     
 世界の果てで ヨルムンガンドルに アンニョンハセヨ
  ※北欧神話の世界蛇の名前、なんとなく韓国っぽいから。
 彼の眼に ウロポロスを貼るのは ちと重い
 シグマ9が サーティーンとは 早すぎる
  ※ σ(n)はnの約数の和を表す関数です。故に、σ(9)=1+3+9=13 
σ9を二匹の蛇に見立てて、そのようなことをそんな若さでは……。
 死ぬまでに ローティーンとも 是非一度……
 死ぬまでに 露天商とも ぜひ一度
 死ぬまでに 露天風呂にて 是非一度
 死ぬまでに ローテンションの人とも 是非一度
 バスルームで 水蜜桃を食べて 腿もべたべた
 給水塔 澱みに浮いて 鳴く人魚
  かずめ※どこが返句か、というと「水蜜」→「水密」ですね。塔の中にいるのはお姫様と相場が決まっております。(異形コレクション「水妖」に「給水塔」ってありましたね)
 きっと色白美人に違いありますまい。
 並んで泳げば それが一番 愛し合うこと
  ※マーメイドのメイクラブはお魚と同じなんでしょうね。
 鹿児島で二人のマーメイドと知り合ったけどキスもしなかったぞ。いっしょに泳いでくれたのが、彼女たちの愛情表現だったのか。
 並んで眠る 愛の表現 夏は堪忍;
 宇宙の中 並んで浮かび 地球を見る
  ※恋人と、軌道上を巡るホテルの無重力ルームに宿泊して、二人で手を繋いで大きな窓から故郷を見下ろして、「人類も遠くまで来たもんだねえ」「ええ、まだずっと遠くまで行くに違いないわ」なんて会話をします。
 独り寝や 絶対零度が 身にしみる
 星の海 君と泳がん 融け合って
  かずめ※某SF小説のタイトルのようですが、これでは俳句・川柳と言うより上の句ですな。どなたか下の句を下さるならそれも良ろしゅうございます。恋人同士と言うよりはヘルマフロデュトスかいな。
 重なれど 触れることなし 二重星
 食が来てもひとり
 触れたなら それが最後の ブラックホール
 夏の宵 線香花火 恋心 
  ※Ryokuさんの句はいつも上品ですね。
 夏の宵 生け垣過ぎれば 漏れる声
 生牡蠣を 食べて備える 夜長かな
 夏季食えば ハラが鳴るなり ピーヒャララ
  ※ここで一巡しています。
 最後なら 暑気の名残の ビヤホール
 瓜食みて 君の香想う 夜長かな
 黄昏に 君の姿を 追い求め
  ※夏の終わりのトゥワイライト・タイムには、ここにいるはずのないあの子の姿を見つけてしまいます。髪型が似ている、着ていた服が同じ、それだけで見間違うのです。
 この句の何処が「返し」になっているかというと、すいか=たそがれ、だから。かずめさんには説明は要らないか。
 「誰そ彼」と 問う唇が 耳朶を這う
  かずめ※だから、問うたその人がどんな顔をしているのか見えないのです。ちょっと艶めかしいでしょ。
  ※うん、生ナマコ欲しいじゃなくて艶めかしい。耳朶をそんなふうにされるのがお好きなのですか?
  しをたるる 花も連れ行く 大文字
河本:美しき 唇のかたち 年月が経ち
iT: 肩つつみ そろそろ昇れ 恥の山
Ryoku:「高野iT  喜び多し すぐる奈津」
 >> たかのいて よろこびおおし すぐるなつ  
かずめ:年経りて 膚に浮かぶ 爪の痕
かずめ:夢うつつ 境に立ちて ふたやすみ
Ryoku:不老不死 人魚料理は 女体盛り 
かずめ:人魚ども 女体に女体を 重ねおり 
かずめ:雑踏に 不死者も誘う 夕まぐれ
河本:ウクレレを 爪弾く季節も 過ぎ行きて
河本:深爪を し過ぎぬように 爪を摘む
かずめ:ウクレレの 音ほどに揺れる 喘ぎ泣き
かずめ:深き情 故に毟らん 君が爪
 
 かずめ※この間ちょっと抜けているとおぼしい
 
かずめ:てうちなら いただきましょう きみのそば
河本:具だくさんで いただきましょう キムチソパ
 :>ソパ=スープ、ことさんのHPで見た
河本:太地なら いただきましょう 鯨鍋
河本:うなぎ食べ 君のうなじに はなぢでる
河本:ペガサスねと 指さす君に 魔が差した 並んで浸かる 星空の湯
河本:オリオンの リゲルより熱き 我が想い
河本:満月の 鏡に映る 君の顔
かずめ:大地より 轟きわたる 鯨波
かずめ:うなぎ食べ 夜を想えど 辞去の声
かずめ:燃えさかる 想いのあての オリオンビール
かずめ:リンゲルに 熱くたぎりし 我が鼓動(そら情熱か〜?;)
かずめ:冬の星 指さす君の 骨の腕
かずめ:残月や 鏡面の 薄笑い
河本:うなぎ食べ 願掛け終わり 辞去の声  :>志ん朝さんへ      
河本:うなぎ君 四万十川へ 帰りなさい :>Neil へ
河本:火の用心 燃えさかりうる ウオトカ酒
河本:ふうのぼせた 指宿で君と ハネムーン  :.>あり、まえにも温泉の句を詠ん
だ 
 
かずめ:願掛けを終わりし後の 五寸釘
かずめ:四万十川 清き流れに 抱く邪心
かずめ:ウォトカ酒の 冷えた杯 火照る胸
かずめ:指宿の 蜜月の床に 爛れ落ち
 
河本:一寸の 虫の命は そのていど
  こんなふうに思っている人多くないですか?
河本:若あゆを 追って泳げば 川濁り
河本:冷えた愛 火を付けなおす ホテルにて
河本:指宿で アダムスキー型 UFOを見て 何故か裸を 意識し合う 
  ※二人はずっと温泉浸かってます。(^^)
 ミト・シティーで コンダラ曳けば ミトコンドリア 
 アルファ・ヘリックスを ベータ・シートに 折り畳むとは 創造の神は 幾何学者なり  :>あっ歌になった
 流石だね 星が流れりゃ 流星だね
 ヒアデスの 星の並びは まるでバラバラ
  ※ヒアデスは牡羊座の散開星団。アルデバランと掛けた。
 
under constructing