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最終更新:2010年6月27日(日) 0時27分

中国で相次ぐスト、背景に「新世代農民工」


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 中国にある日系の自動車メーカーの工場などでストライキが相次ぎ、生産に影響が出る事態が頻発しています。背景には「新世代農民工」と呼ばれる中国の若い労働者の意識の変化があります。

 21日、トヨタ系の部品会社「デンソー」の現地工場で始まったストライキ。工場の外で時間をつぶす従業員たちのほとんどは、10〜20代の「新世代農民工」と呼ばれる若い出稼ぎ労働者です。親の世代とは違い、自らの生活への要求が高く、強い向上心もあるのが特徴です。

 「他社は給料を引き上げたのに私たちはまだ上がっていない。他社は福利厚生を加えたのに私たちには何もない」(従業員)

 彼らの月給はおよそ1万6000円。会社の寮に住み、食事は1食100円以下で済ませていますが、貯金はほとんどできないといいます。しかし、ほぼ全員が携帯電話を持ち、自分のパソコンを持っている者も珍しくありません。各地で発生した一連のストライキでも、携帯やパソコンなどを通じて情報が一気に広まりました。

 「中国の自動車産業は勢いよく発展し、物価も上昇が続いています。しかし我々の賃金は少しも上がらないんですよ」(従業員)

 ストが始まって2日目。全国人民代表大会の地元代表が工場に現れました。会社と従業員の仲介役として、交渉に参加しているのだといいます。

 「600元や800元や1000元アップの要求の数字の根拠は何ですか?教えてください。根拠がないとダメですよ。交渉の戦略や方法がないとダメですよ」(全人代・広州代表)

 賃金の上昇は国民の生活水準が上がる反面、安い労働力を売りに外資を呼び込むにはマイナスです。しかも、ストが社会の不安定要素にもなりかねません。

 現在、1億人とも言われる「新世代農民工」。彼らの台頭で、中国の労働市場は大きく変わろうとしています。(26日17:51)