高木守道氏から名球会ブレザーを着せてもらう岩瀬=ナゴヤドームで
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名球会のブレザーで身を包んだ夜、岩瀬が球史に名を残す記録をまた一つ打ち立てた。9回、東出と梵を連続三振、代打山本芳を三飛に片付け、危なげなく試合終了。これで7年連続の20セーブを達成し、小林雅英(巨人)と並んで歴代1位タイに名前を連ねた。
並外れたタフネスと安定感抜きではなし得ない偉大な記録。岩瀬は「元気でやってこられたのが何より。7年間、投げさせてもらったから」。20セーブはクリアして当然とばかりに笑った。
試合前のセレモニーでブレザーを贈られても、「実感がない。チームメートからは『入学式みたいだ』って言われたよ」とどこか人ごと。目の前の1球、1セーブに全力を注ぐのが岩瀬のやり方。記録ラッシュは止まりそうにない。 (木村尚公)
◆岩瀬に名球会ブレザー
25日の中日−広島戦(ナゴヤドーム)前に名球会セレモニーが行われ、16日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)で通算250セーブを達成した岩瀬仁紀投手(35)に、名球会員で中日ドラゴンズOB会長の高木守道氏(68)からブレザーが贈られた。またセ・リーグの連盟表彰では、5日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で通算1000試合出場した森野将彦内野手(31)も表彰された。
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