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【ドラニュース】


ブラ&ベン、苦手マエケン粉砕!

2010年6月26日 紙面から

6回裏2死、ソロを放ちブランコ(左)の出迎えを受ける和田=ナゴヤドームで(榎戸直紀撮影)

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◆中日3−1広島

 竜の看板がコイの看板をたたき割った。ブランコの怪力2ラン&和田のフルスイングソロ。自慢の中軸の2本で3点。広島のエース前田健から白星をもぎ取った。

 均衡を破ったのはブランコの辛抱だった。4回2死二塁。ボール球のスライダーを2球振り、追い込まれた。そこから3球、ボール球で誘われたが手を出さなかった。フルカウントからとらえたのは外角のスライダー。怪力で右中間席の最前列へ運び、値千金の先制18号2ランだ。

 「(追い込まれたのと)同じ球種だったけど、最後はストライクだったから打てたよ」。昨年の前田健との対戦成績は20打数3安打、打率1割5分。ただ3本の安打はすべて本塁打で、当たればデカイという側面があった。そんな相手に対して、再び本領発揮。一振りで空気を変えた。

 4番・和田は6回に続いた。初球のスライダーを豪快にたたき、左翼席へ今季20号。2年連続6度目の大台到達でリードを3点に広げた。「最近良くないので、これを浮上のきっかけにしたいです」。開幕から攻撃陣を引っ張り続ける。それでもここ数試合の低調が不満。もっと上を目指す姿勢は、ブランコも同じだ。

 「んん…、まだまだだね。今はまだ過程の途中にある。体調をもっと上げていかないといけないし、もっともっと良くなると思っている」

 落合監督の助言でスタンスをオープンからスクエア気味に変えるなど、ステップアップへの挑戦を続ける。「確率を上げていきたい。ホームランではなく打率を考えていけば、自然とホームランは出ると思う。まだまだこれから。もっと良くなる」

 ブランコは確信している。ピークはこれから。勝負の盛夏へ向け、主軸たちは技を磨き続ける。 (生駒泰大)

 

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