歓喜し、道頓堀川に飛び込むサポーター=大阪市中央区
東京や大阪の繁華街ではサッカーW杯で日本が決勝T進出を決めたデンマーク戦終了後、平日の早朝にもかかわらず、サムライブルーのユニホーム姿のサポーターらが歓喜の大騒ぎを繰り返した。
大阪・ミナミの戎橋周辺には500人以上が集まり、「本田」コールや「ニッポン」コールで気勢。試合終了の約20分後、最初の1人が川に飛び込むと、その後は叫び声を上げ、万歳しながら、50人以上が後に続いてずぶぬれに…。警戒していた警察官が制止できなくなる場面もあった。ただし、騒ぎは約1時間で収まり「阪神優勝のときの方がすごかった」との声も。
東京・渋谷駅前でも、試合終了直後から若者が騒ぎ始めた。スクランブル交差点で擦れ違いざまに手を合わせ、抱き合う人が続出、一時は周辺に千人以上があふれ返って身動きできない状態に。警察官の制止を振り切り、ダッシュして横断歩道を渡る人や停車中のトラックの屋根に乗る人も。駅前広場では、大声でコールを繰り返し、ペットボトルの水を掛け合って喜びを爆発させ、騒ぎはしばらく続いた。