午前5時23分、日本の勝利と本田圭佑の活躍に祝杯を挙げる祖父・満さん(中央)=大阪府摂津市
日本を決勝トーナメントに導く1得点1アシストと大活躍したMF本田圭佑(24)の祖父・満さん(78)は、地元・大阪府摂津市の居酒屋で仲間らと徹夜で観戦。「やっぱり我が孫や!祝勝会やらな」と喜び爆発。“早朝ビール”で祝杯を挙げた。
前半17分、FKで本田の無回転高速シュートが決まると、両手をグッと握りしめガッツポーズ。「そら、『やった〜』おもたわ。圭佑のは全然回転せえへんな。やっぱり我が孫や」と酒のせいもあってか顔を真っ赤にして大興奮だ。
いつもは5時起床、午後9時就寝。しかし“決戦”を見届けるため、仮眠もせず、25日午前0時には店でスタンバイ。トイレも我慢し、ビール、麦焼酎水割り3杯…。午前5時20分すぎ、試合終了のホイッスルに万歳すると、とどめのビールで元気に乾杯。絶対に負けられない戦い=睡魔にも“完勝”した。
試合前は、取材陣にいつも通り「たいしたことないわ」と強がっていたが、実は験担ぎで2日連続でお昼にトンカツを食べていたおじいちゃん。「左足の無回転シュートを決めてほしい」と次戦に向け、W杯3点目をリクエスト。「優勝してもらいたいわ」と有言実行の孫と同じ目標を掲げた。
W杯に入り、“じいじい本田”には取材が殺到。応援中はテレビ3局が密着。試合終了後には、TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」で生インタビューを受けるなど、モテモテだった。