号泣しながら退場する朱里(左)=新宿FACE
SMASHの25日・新宿大会のメーンで、前回大会から遺恨を深めてきた朱里と華名が決着戦を行った。ともに憎悪を隠さなかった2人だが、試合じたいは正攻法に終始して朱里が右ハイで華名をKO。SMASH初勝利を飾った。
朱里は号泣しながら「この試合が決まって夜も眠れず、プレッシャーに押しつぶされそうになりました。この試合が終わって、私はすごく感動してます!SMASHは皆さんが感動できる、そんな場所だと思います!」と絶叫。退場時には女性リングアナの肩に顔をうずめて号泣し、控え室でもTAJIRIやAKIRAの拍手に包まれて号泣し続けた。
「このリングに上げたくない」と全否定した華名と「すごく感動できて良かった」という試合ができたことには「いろんな思いが入り交じって、今の心境は複雑です」と率直に告白。超満員札止めのファンの前での大一番を乗り越えた朱里に、プロレス部門プロデューサーのTAJIRIは「朱里ちゃんは人間としてすごく成長したと思う」と、目を細めていた。
(2010年6月25日)