[ニューヨーク 16日 ロイター] 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏と米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏は16日、米国の資産家たちに対し、財産の少なくとも半分を慈善事業に寄付するよう呼びかけた。
バフェット氏とゲイツ夫妻は過去1年間、慈善活動への積極的な参加を求めるため、多くの富裕層と食事会を行ってきた。バフェット氏らは、この慈善キャンペーンに「Giving Pledge」と名付け、存命中または死後に少なくとも財産の半分を寄付するという意思を公的に書簡で示すことを求めている。
ゲイツ氏とメリンダ夫人が創設した慈善基金団体「ゲイツ財団」の元代表で、現在はゲイツ・バフェット両氏の顧問を務めるパティ・ストンシファー氏によると、米住宅建設大手KBホームの創業者エリ・ブロード氏など4家族が16日、寄付に関する誓約に合意した。
投資会社バークシャー・ハザウェイを率いるバフェット氏は、2006年に資産の99パーセントをゲイツ財団をはじめ慈善事業団体に寄付することを発表している。