JR山陽線との乗り換え拠点となるアストラムラインの白島新駅(広島市中区)の設置に向け、市は、駅舎を設計する事業者を決める選考委員会を設置した。交通拠点の機能に加え、都市広場の役割を想定し、柔軟な発想を募るのが狙い。
中区のALSOKホールで26日にあった初会合には、大学教授や市民団体メンバーたち5委員が出席し、委員長に早稲田大の古谷誠章教授(建築設計)を互選。白島新駅の外観などのデザインを担当する事業者を先行して選び、それを具体化する構造設計の事業者を後に決める選定方針を確認した。
駅舎の設計は実績のある大手企業が手掛ける事例が多いが、柔軟な発想を求めて別々に募集する。7月中旬に選考要項を発表し、10月にデザイン担当を、11月に構造設計業者を決定する。
【写真説明】白島新駅の設計方法を協議した選考委の初会合
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