池谷幸雄候補の祖母が死去していた

亡き祖母への恩返しのため、大声を張り上げて演説する池谷幸雄氏

　体操五輪メダリスト池谷幸雄氏（３９）＝民主・比例＝の父方の祖母・かねさんが、参院選公示日の２４日に老衰のため亡くなっていたことが２５日、分かった。９９歳だった。

　２４日午前７時５分、かねさんは自宅のある静岡・下田市内の病院で死去。池谷氏は、都内での出陣式の準備をしていた午前９時ごろ、母・幸子さん（６３）から電話で知らされた。祖母とは約１０年会っておらず、長期間の入院の末の大往生に「長くないことは聞いてた。お見舞いに行けなくて申し訳なく思う」と話した。

　１９８８年６月のソウル五輪最終予選で本大会出場を決めた約１週間後、かねさんの夫で祖父・文雄さん（享年７６歳）が死去。９月の五輪では２つの銅メダルを獲得する大活躍を見せた。大一番の前に不幸が起こる偶然にも「じいちゃんとばあちゃんが天国から応援してくれる」と大きな支えを感じている。

　２５日は千葉、埼玉の計８か所を遊説。街宣車の上で倒立を披露。身内の不幸を感じさせずに選挙活動に励んだ。同日の通夜、２６日の葬儀・告別式には参列せず「ここで足を止めず、頑張って当選することが恩返しになる」と必勝を誓った。

　サッカーＷ杯で決勝トーナメント進出を決めた日本代表には「日本に元気を与えてくれて感謝したい」。試合は「死んだように寝てて」見てないが、岡田ジャパンへ「メダルを取る、取らないでは天と地の差。３位以内を目指してほしい」とメダリスト流のエールを送った。

（2010年6月26日06時02分  スポーツ報知）

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