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尾花監督が試合中に居眠り疑惑

2010年06月26日
スポーツ

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両リーグ最速の40敗を喫した横浜に、とんでもない疑惑が浮上した。張本人は今年からチーム改革を期待され就任した尾花高夫監督(52)その人で、指揮官とは思えない無責任な行為がチーム内で問題となり、ナインとの間に深い溝をつくってしまっているという。

球団関係者「監督があれでは負けて当然」

「こんなこと言いたくないが、負けるのは当然だよ。監督があんな姿勢を見せていたら選手の気持ちが離れるのは当たり前。すでにフロントの耳にも入っていて、頭を抱えている状態なんだよ」と吐き捨てたのは、ある球団関係者。とはいえ尾花監督といえば、昨年まで巨人の投手コーチとして、日本一の投手陣をつくり上げた人物。その卓越したデータ分析力や技術論を評価した横浜が監督に招聘しチーム再建を託したはずだ。
 そんな指揮官がナインから総スカンとはただ事ではない。一体何が起こったのか。
「監督が試合中やミーティング中に『居眠り』と疑われる行為を、何度かしているんですよ」(チーム関係者)。それはある日の試合前、相手投手への対策を話し合いチーム方針を決める「野手ミーティング」の席で、杉村繁打撃チーフコーチ(52)が説明しているなか目をつぶったまま…。周囲が「またか」とがっかりしたように、同じような光景が試合中も数回あるという。
 もちろん、目をつぶって「瞑想」しているだけという見方もあるが…。「ある試合で某選手が、試合後に自分の打席をビデオでチェックしたら、監督が眠っているかのような姿がテレビカメラに映し出され、あぜんとしたこともあった」ほど。1度や2度ではない行為に、チーム内では「居眠り」という見方を強めているのが現状で「コーチ陣も、その状況をうすうす理解しているが、何も言えないんです」(チーム関係者)。

目を開けたら開けたで「なぜ打てないんだ」

 それだけではない。「目を開けたら開けたで、今度は『なんであんな球が打てないんだ』『なんでそんなボール球振るんだよ』と打席に立っている選手の文句を言い続ける。これがベンチにいる選手に“丸聞こえ”で、ムードをさらに暗くさせている」(別の関係者)。試合後のコメントで「(自分は投手だったから)野手のことは分かりません」などと“無関心”を決め込む一方で、ベンチでは野手批判を繰り返しているという。これではとてもじゃないが「監督のため」「監督を男にしよう」などとは思えない。

「その話は聞いている」球団幹部は事情聴取へ

 こうした“居眠り疑惑”などの現状を球団幹部に直撃したところ「その話は聞いている」とキッパリ。「監督本人に伝えるかどうかはこれから。後々ね」と語り“事情聴取”する可能性を示したほどだ。
 球団は長年低迷するチームを立て直すため、昨オフにはフロントを刷新、補強を繰り返すなど現場のバックアップに尽力している。その「旗頭」ともいえる監督が、チーム内から白い目で見られているようでは、まさに本末転倒と言わざるを得ない。このままの状態では、横浜の浮上の可能性はゼロに等しい。

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