琴光喜は「当然クビ」…調査委・伊藤座長“予告”

　【大相撲　賭博問題】野球賭博に関与した大関・琴光喜が除名または解雇となる可能性が極めて高くなった。この日、会見した特別調査委の伊藤座長が「当然のあれだよ。一番のクビだよ」と漏らしたもので、早ければ２８日の緊急理事会で処分が決定される可能性も出てきた。

　その一方で、相撲協会のずさんな対応がまたしても明るみになった。特別調査委の発表によると、野球賭博を認める上申書を提出した２９人の中に琴光喜が含まれていないことが分かった。陸奥広報部長（元大関・霧島）は、琴光喜が「協会ではなく警察に上申書を提出した」と説明したが、相撲協会は１４日に「野球賭博に関与したのは琴光喜を含めた２９人」と発表しており、再び協会の対応が問題視されそうだ。

　また、野球賭博以外の賭博に関与したとする３６人の上申書の中に、弟子の野球賭博への関与を記載した親方の上申書が含まれていたことも判明。これで、野球賭博への関与者は計３１人となった。

[ 2010年06月26日 ]