感染防止へ新マニュアル作成
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感染防止へ新マニュアル作成

6月26日 4時20分

宮崎県で感染が広がった口てい疫の問題を受けて、農林水産省は、感染拡大を防ぐための新しいマニュアルを作り、感染が疑われる家畜は24時間以内に処分することが新たに盛り込まれました。

宮崎県での口てい疫の問題では、6年前に農林水産省が作った指針に従い、感染拡大を防止する対策が取られましたが、病気の判定や処分、それに埋めるといった作業が感染の広がりに追いつかない時期がありました。このため、農林水産省が新たに作ったマニュアルでは、感染が疑われる家畜は、原則、24時間以内に処分することや、72時間以内に埋めることが新たに盛り込まれ、感染拡大を早期に抑える対策が取られることになりました。また、家畜の病気を判定する人は、「疑わしい家畜がいる」という連絡を受けてから2時間以内にその農場に到着し、症状が出ている部分をカメラで撮影して農林水産省に報告することも定められました。さらに、農林水産省は、感染していることを現場で簡単に判断できる試薬や、埋める土地がすぐに確保できない場合に備え、焼却して処分する移動式の装置の開発を進めるとしています。この新しいマニュアルは全国の都道府県に送られ、農林水産省は「宮崎県以外の自治体でも十分に周知し、口てい疫が発生したときにすばやく対応ができるよう、準備してほしい」と話しています。