話題の母娘の共演が、NHKドキュメンタリーで実現した。
同番組は大竹の特に最近1年間の充実した仕事ぶりに密着しながら、“天才女優”の素顔に迫っている。私生活での姿にもカメラを向けた。
その中でIMALUと、87年に死別した1人目の夫との間の長男で現在は大竹のマネジャーを務める二千翔(にちか)さん(25)と母子3人で食事をしているシーンがある。IMALUは昨年から芸能活動を始めたが、テレビ番組やイベントなどでも大竹と共演したことはない。二千翔さんを含めた親子スリーショットは、“本邦初公開”となる。
このシーンでは、仕事の話からIMALUの父親の明石家さんま(54)のことにも話題が及び、親子らしいざっくばらんなトークが展開。同局制作側は「友達のような雰囲気の親子関係がうかがえた」と話す。
大竹はIMALUとの“共演”に「同じ世界で仕事をする者というより、やはり娘として出演しているので少し変な気がします」とテレたようにコメント。母親としての素の表情を見られる貴重な場面となりそう。
もっとも同番組の軸は大竹の仕事ぶりだ。昨春からの1年間で、歌舞伎俳優の中村勘三郎(54)と共演の「桜姫」、かつて私生活上のパートナーだった野田秀樹(54)と14年ぶりに組んだ舞台「ザ・ダイバー」、宮本亜門(52)演出のミュージカル「グレイ・ガーデンズ」、蜷川幸雄(74)演出の大作「ヘンリー六世」と、演劇界の超大物たちと組んだ4作品に次々と出演した。
他に映画撮影やコンサートなどもあり、50代を迎えて勢いは増すばかり。大竹は「芝居を作るということがどんなに地味な作業で、どんなに楽しいものかを知ってもらえたら、こんなにうれしいことはない」。天才女優の実像に、大いに刺激を受けそうだ。