2010年4月30日 13時26分 更新:4月30日 13時48分
日銀は30日、金融政策決定会合を開いた。政策金利(無担保コール翌日物)は年0.1%に据え置くことを決めた。日本経済の11年度までの見通しを示す「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)も議論し、経済成長率と消費者物価指数の予測を上方修正する方針だ。
日銀は同日午後に展望リポートを公表し、白川方明総裁が会見して、景気や物価の予測内容などを説明する。
今年1月の展望リポートは、国内総生産(GDP)の実質成長率を10年度1.3%増、11年度2.1%増、消費者物価指数を10年度0.5%下落、11年度0.2%下落と予測していたが、景気の持ち直しを受けて、上方修正する見通し。11年度の消費者物価指数の予測はマイナスから脱却する可能性が高まっている。【清水憲司】