口蹄疫:宮崎で12例目 川南町で新たに確認

2010年4月30日 12時19分

 農林水産省と宮崎県は30日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いが強い豚を同県川南町の養豚場で新たに確認したと発表した。飼育している1429頭は殺処分する。口蹄疫感染確認は疑いを含め12例目。

 1例目の農家から南東に約4キロで、半径10キロの移動制限区域内。

 農水省と県によると29日、鼻が赤くなったり、ひづめから出血している豚4頭が見つかり、動物衛生研究所の検査ですべてが疑似患畜と確認された。

 ◇支援策を拡大

 農林水産省は30日、口蹄疫(こうていえき)に関する農家などへの支援策を拡大すると発表した。

 内容は、移動・搬出制限区域を対象とした肉用子牛生産者補助金の要件緩和策を宮崎、鹿児島、熊本、大分の4県に拡大▽同区域の農家を対象に、養豚経営安定対策事業の生産者拠出金を免除▽4県を対象に、家畜市場再開に際して一部の取り組みに助成--など。【佐藤浩】

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