
日本の決勝トーナメント進出が決まり、歓声を上げるサポーター=25日午前5時22分、鹿児島市中央町のミッテ10
「ヤット、ナイスゴール」「優勝もいける」−。サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表が決勝トーナメント進出を決めた25日、未明にもかかわらず鹿児島県内ではファンが熱い声援を送り、国外大会初の快挙に酔いしれた。遠藤保仁選手(30)の地元・桜島でも恩師らが集結。「ヤット、ヤット」と遠藤選手の愛称を連呼しながら、歴史的なゴールの喜びに浸った。
青いユニホーム、顔に日の丸のペイント、鳴り響くブブゼラ。鹿児島市東千石町のカフェ「サニーパブリックマーケット」では、ファン約100人が集まり、現地さながらの熱狂的な応援を送った。遠藤選手らがゴールを重ねるたびに「ニッポン」コールを響かせた。
看護師の宇都美沙紀さん(27)=同市紫原5丁目=と西中村聡美さん(26)=同市坂之上6丁目=は「感動して涙が出そう。遠藤サイコー」と興奮気味。同市紫原2丁目の会社員佐別當景さん(26)は「今日のような試合を続ければ、優勝もいける」。
同市上福元町の会社員幸良光栄さん(30)は「大会前は、正直ダメかと思っていた。感無量。鹿児島の声が南アまで届いたのでは」と、太鼓をたたき続けた疲れも吹き飛んだ様子。「日本の強さを世界にアピールして、ひとつでも上に」と期待した。
鹿児島市中央町の映画館、鹿児島ミッテ10であったパブリックビューイング(PV)では、オランダ戦と同規模の約300人が大スクリーンを見守った。
鹿児島大医学部の鈴木純貴さん(22)=同市宇宿7丁目=は、学部の仲間約25人と参加。直前にフットサルをして気持ちを盛り上げてきたこともあり、眠気もなく大歓声。「大きな2点目を遠藤選手が決めてくれた。次もみんなで声援を送りたい」と力を込めた。
「この時間では家で思い切り騒げない」と、女性2人で参加した同市の会社員松田久美さん(35)。この日は仕事も休む万全の態勢で応援。勝利の余韻に浸りながら「チームがまとまってきた。次もいける」と満足そうだった。