サッカーW杯が開催されている南アフリカの北東部リンポポ州の小さな村で、ドイツVsオーストラリア戦をテレビ観戦しようとした男性(61)が、妻や子とチャンネル争いの末に殺害される事件があった。AP通信が17日(日本時間18日)、報じた。
地元警察当局がAP通信に語ったところによると、事件があったのは13日(同14日)。男性は、妻(68)と息子(36)、娘(23)の3人がテレビでゴスペル番組を観賞中にサッカーにチャンネルをかえようとしたところ、母子連合軍の“猛攻”にさらされ、死亡してしまった。
警察当局者は「家族が通報したのは、男性が重傷を負ってから。警察官が駆けつけたときには男性は既に死亡していた」と話している。死因ははっきりしないが、壁に頭をぶつけられたとみられている。
家族3人は13日(同)中に逮捕され、娘は200ドル(約1万8000円)の保釈金を支払って15日に釈放されたが、母と息子はいまだ拘束されたままという。