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【あの人は今こうしている】

篠原光さん

【芸能】

2010年6月3日 掲載

17歳での初産以来、18年ぶりに出産

「力道山を刺した男の娘」なる刺激的この上ないキャッチフレーズで02年2月、センセーショナルにデビューした格闘家がいた。篠原光さんだ。当時は六本木の現役キャバクラ嬢だったこともあり、格闘技専門誌はもちろん、スポーツ各紙にも大きく取り上げられた。篠原さん、今どうしているのか。

「去年の11月9日、17歳での初産以来、18年ぶりになる出産をしちゃいました。生まれたのはタマのような男の子で、光輝って名付けました」
 宮城県仙台市から南へ約30キロ。東北本線大河原駅そばのキックボクシングジム「ヨックタイジム」で会った篠原さん、胸に抱いた光輝クンをあやしつつ、こういってほほ笑んだ。
「それだけじゃありません。実は6月20日に17歳の娘のAYAが女の子を出産したんです。だから、ワタシはもうおばあちゃんで、孫娘とウチの長男が同級生ってことになります。去年は2月に入籍・結婚、7月に都内から宮城に引っ越してきて、9月3日にこのジムをオープンしたでしょ。あと、2回の出産もあって、ホント、大型台風の中に放り込まれたような一年でしたね」
 ダンナはタイ人格闘家のヨックタイ・シスオーさん。飯田覚士、戸高秀樹、川嶋勝重らと熱闘を演じた元WBA世界ジュニアバンタム級王者だ。
「大河原町を選んだのは町内に母の実家があって、ジムの家賃も安いから。宮城県内にも格闘技ジムはいくつかありますが、ヨックタイがミット打ちをきちんとこなせるので、それぞれの練習生のレベルにあったトレーニングができると評判なんです。で、クルマで2時間かかる大崎市や1時間半かかる松島町から通ってくる練習生もいて、今では総勢約50人に増えました」
 下は5歳、最高齢は63歳。3分の1がプロを目指し、ダイエット目的の女性が約10人いる。

●夫は元世界ジュニアバンタム級王者のタイ人ボクサー
 さて、篠原さん、お嬢さま学校で知られる名門・仙台白百合学園高校在学中から「力道山を刺した男の娘」の血なのか、けんかっ早く、地元では怖いものナシだったという。
「やっぱりDNAなんですかね。オトコも軟弱なのはNGです。父? たまに電話で話しますが、まだ孫ともひ孫とも対面してません」
 上京後はアマチュア格闘家として頭角を現し、02年2月、後楽園ホールで開催された「スマックガール」でプロデビュー。ラフファイトをものともしない試合度胸の良さで人気を集め、07年1月、初代UKF女子総合格闘技王者決定戦に勝利を収め、晴れて王座に就いた。
 その後、ケガで王座陥落。08年には試合直前に交通事故に見舞われる不運もあった。
「ヨックタイと知り合ったのもその頃です。ワタシがトレーニングに通っていた王子にあるムエタイジム『M16ムエタイスタイル』のトレーナーでした」
 交際を始めて1年半あまりで国際結婚。
「今はジム経営に地元で開催する格闘技イベントのプロモーション、それと子育て、主婦業と体がいくつあっても足りない忙しさです。それにこの夏をめどにリング復帰も目指していて、夢はAYAとそろって試合に出ること。これって親子の最高のパフォーマンスだと思いません?」
~2010年6月3日以前の記事~