06/24 19:53 更新
看護師によるつめ切り事件です。福岡高裁での裁判が24日結審し、被告側は改めて無罪を主張しました。北九州八幡東病院の元看護課長上田里美被告(43)。入院していたお年寄りの足のつめを深く切りけがをさせたとして傷害の罪に問われ、1審では執行猶予が付いた懲役6カ月の有罪判決を受けました。自らの楽しみのためと認定した1審に対し、上田被告はつめ切りはケアのためと一貫して無罪を主張してきました。24日、弁護側は「痛みに十分配慮しながらの極めて優れたつめケアで、看護師として正当業務である」と主張。一方、検察側は「痛みが伴っていたのは明らかで、自らの欲求不満を解消するためだった」と主張しました。注目の2審判決は9月に言い渡されます。