2010年06月26日(土)
1カ月1坪で出店OK 甲府・紅梅ビルに新テナント方式 建物名称は「ココリ」に
甲府市中心部で建設中の紅梅地区再開発ビルについて、甲府紅梅地区市街地再開発組合は25日、2階部分に1カ月単位で1坪から出店できる「甲府楽市(仮称)」をオープンすることを明らかにした。人気や季節に応じてテナントが変化する新しい形態の店を入れることで、中心商店街への集客と新規参入を狙う。一般公募していた建物の名称は「ココリ」に決まった。 2階部分には、岐阜県の「平成楽市楽座」など商業施設の開発を行う「ストリーム」(東京、相馬一郎社長)が、食品から雑貨まで数十種類の店舗が季節や人気に応じて入れ替わる「甲府楽市(仮称)」を設置。客は1フロアを一つのかごで買い回ることができ、店側は売り上げ歩合で契約し業種を問わず1カ月単位で1坪から出店できるのが特徴。50〜60店舗の出店、1日2千〜3千人の集客を見込む。 これまで店を開くことが難しかった作り手が“兼業小売業”として短期間店を出すことが可能になり、山梨なら農家が旬のフルーツを、ジュエリー職人が手作りの作品を出すこともできる。 相馬社長は「いちかばちかの勝負がしにくい時代、これから市中心部に出店する場合の実験店舗としても使える」と話す。同組合は地場産業の掘り起こしもしたいとしており、7月に募集説明会を開く予定。地元商店主は「今まで甲府にない形態で面白いと思う。小さな店舗なら多くの人が出店しやすく、人気のある店が残っていく仕組みなので、活性化につながると思う」と歓迎する。 また、マンション部分については100戸中99戸が完売したと発表。地下1階については市場方式の生鮮食品売り場や生活雑貨などの店舗が出店する。 ビルの名称は、496点の応募の中から甲府、紅梅、オリオンの意味を込めた「ココリ」に決まった。考案した甲府市大和町の歯科医師、中村宣夫さん(57)は「紅梅町は自分が生まれ育った一番愛着のある地区。この建物が市中心部活性化の起爆剤になってほしい」と話している。
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