飲酒運転による人身事故をめぐって、飲酒を隠すために事故後に逃げるいわゆる「逃げ得」が相次いでいる問題で、事故の被害者遺族が千葉法務大臣に厳罰化に向けた法改正を求めました。 
 飲酒運転で人身事故を起こした加害者が事故後に逃げて、酔いが冷めた後に逮捕された場合、加害者には「危険運転致死傷罪」が適用されず、より刑の軽い「自動車運転過失致死罪」などしか適用されません。
 
 こうした“逃げ得”に対する厳罰化を求めて22日、飲酒運転事故などの被害者遺族らが千葉法務大臣に8万件あまりの署名を手渡し、「議論するための体制作り」などを申し入れました。
 
 これに対し、千葉大臣は「重く受け止める。党の中でも検討を続けたい」と話したということです。(22日19:06)