外国人犯罪の拠点になっている疑いがあるとして警察当局は22日、「ヤード」と呼ばれる全国の中古車解体作業場などに対し一斉捜索を行いました。
神奈川県警は22日、藤沢市のイラン人、タルミン・メツディ容疑者(31)を不法残留の疑いで逮捕し、勤務先の廃品回収所を家宅捜索しました。
一方、埼玉県警はベトナム人グループが関わるとみられる窃盗事件について、栃木県の中古品売買業者を家宅捜索しました。
捜索を受けたのはいずれも「ヤード」と呼ばれる中古自動車の解体やコンテナ詰めなどを行う作業場で、警察当局は11都府県の14か所を捜索するとともに、全国のおよそ400か所を立ち入り調査しました。
「ヤード」をめぐっては盗難車の密輸出に関わるなど、国際犯罪の拠点となるケースが相次いでいるということです。(22日18:14)