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古代エジプト最大の謎ヒクソス。ヒクソス=ユダヤ人・モーセ説とは?

古代エジプト最大の謎ヒクソス。ヒクソス=ユダヤ人・モーセ説とは?

ヒクソスといえば、古代エジプトを支配した謎の王朝とされていますが、このヒクソスが実はユダヤ人であり、モーセはヒクソスの指導者だったという説があることを知りました。
この説はどのくらい支持されているのでしょうか。

私の認識は以下のようなものです。間違いがあれば指摘してください。
1)旧約聖書・出エジプト記は、ディテールはともかく、ユダヤ人がエジプトから来たこと。モーセは実在の人物だったことなど、大筋は定説となっている。しかしどうしてユダヤ人がエジプトにいたのか。その前はどこにいたのかなどは、謎のままとなっている。
2)ヒクソスとは、古代ギリシャの時代から「エジプトを初めて支配した異民族の王朝で、暴政をふるった」存在とされてきた。しかし現代の考古学は、ヒクソスとは国や民族ではなく雑多な人々の集団だったなど、従来のヒクソス像に修正を迫っている。
3)この流れの中で、ヒクソス=ユダヤ人説が唱えられている。すなわち、ヒクソスの追放と出エジプト記の出来事は、同じ事件だったと解釈するもの。

これは説得力のある説だと思います。

私はこう考えます。

ヒクソスとは、古代エジプトにアジア各地から流れ込んできた「外国人労働者」のような人々で、当時中近東に存在したほとんどすべての民族が含まれていた。
ヒクソスは人口が増えたことや、エジプト王朝の弱体化などに乗じて、反乱をおこしヒクソス政権を打ち立てた。
しかし政権運営はうまくいかず暴政に走り、また「ガイジン王朝」であることからエジプト人の反感をまねき、革命によって打ち倒されエジプトを追放された。

ヒクソスはしかし支配階級を経験したことから、彼らとしての共同体意識を持つようになっており、追放されてもバラバラにはならず集団を作って行動した。モーセはこの集団の指導者だった。
彼らかその一部が、エルサレムを中心にした地域に定住し、これがユダヤ人となる。
旧約聖書にある「約束の地」という言葉には、追放の憂き目をみてようやく安住の地を得た彼らの、安堵の気持ちがそこはかとなく感じられる。

彼らヒクソスは雑多な人々の集団だったので、言語や生活習慣にアイデンティティを求めるのは難しかった。そこで宗教が強調されることになる。唯一神、選民意識などユダヤ教の特徴はこうして育まれ、のちのキリスト教、イスラムに継承されていく。

実にすっきりしたストーリーで、これで謎とされた大部分は説明がつきます。

このヒクソス=ユダヤ人説は、どの程度支持されているものなんでしょうか。もちろん定説とはなっていないのでしょうが・・。
考古学に詳しい方のご返答を期待いたします。

投稿日時 - 2010-06-24 21:44:34

QNo.5992791

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