24日午後5時半ごろ、宮崎県川南町川南の肥育牛農家男性(61)から「牛舎資材置き場にあったトラクターの部品が盗まれた」と高鍋署に届け出があった。同署によると、男性の牛舎では4月23日に口蹄疫の疑いがある牛が見つかり、同29日まで防疫作業が続けられ、その後は無人の状態だった。同署は窃盗事件として捜査している。
同署は、盗まれたのはロータリーアタッチメントと呼ばれる接続部品(約7万円相当)で、重さが約50キロもあることから、車を使って盗んだ可能性が高いとみている。
口蹄疫の被害農家での窃盗事件は、今月10日に判明した木城町の養豚場に続き2例目。同署は「口蹄疫の状況に合わせながら、パトロールを強化したい」としている。
=2010/06/26付 西日本新聞朝刊=