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参院選:口蹄疫禍の宮崎「選挙どころでない」

口蹄疫が拡大しないよう、出陣式の会場では消毒作業が行われ、支持者らの足周りにも消毒液が散布された=宮崎市で2010年6月24日午前8時32分、矢頭智剛撮影
口蹄疫が拡大しないよう、出陣式の会場では消毒作業が行われ、支持者らの足周りにも消毒液が散布された=宮崎市で2010年6月24日午前8時32分、矢頭智剛撮影

 口蹄疫(こうていえき)禍の非常事態宣言を受け、県選管が握手の自粛や選挙カーの消毒徹底などを呼び掛けた宮崎選挙区(改選数1)には、3人が立候補。この日も、多くの自治体職員らが防疫対策などに追われ、「選挙どころではない」との声も漏れる。

 自民現職の松下新平氏(43)は第一声で「畜産王国の復活と再建のために汗を流したい」と述べた。民主新人の渡辺創氏(32)は「宮崎は口蹄疫で深刻な状況だ。この危機に対し、政権与党の一員として地道に取り組み、宮崎の再興に全力を注ぐ」と出陣式で訴えた。

 共産新人の馬場洋光氏(41)も口蹄疫対策について「国がすべての被害救済への責任を持つべきだ」と主張した。【石田宗久】

毎日新聞 2010年6月24日 11時04分(最終更新 6月24日 12時25分)

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