参院選:選挙カー? 消毒車? 宮崎・鹿児島対応割れ

2010年6月24日 21時48分 更新:6月24日 22時7分

 宮崎県の家畜伝染病口蹄疫(こうていえき)が終息しない中で24日公示された参院選。宮崎県と隣接する鹿児島県では、選挙カーのすぐ後方を専用消毒車に“追走”させる陣営も現れた。宮崎県選管は、候補のキャッチフレーズが消毒車に張られていたことから公職選挙法に抵触する可能性があるとして口頭で改善を指導。鹿児島県選管は24日中の指導などは見送り、対応が分かれた。

 宮崎県の陣営では、口蹄疫対策として遊説先での消毒を目的に、トラックの荷台に消毒液を搭載した消毒車を準備。候補のキャッチフレーズのシールを張り、選挙運動を続けた。公選法は、選挙区の候補者1人につき選挙カー1台と定めており「シールを張れば、2台の選挙カーを使っていると誤解をされかねない」として改善を求めた。

 鹿児島でも、ある陣営が荷台部分に「選挙車両消毒車」と大書した消毒車を追走させたが、陣営のマークを張った点が問題視された。【小原擁、黒澤敬太郎】

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