東京・杉並区で起きた連続放火事件の裁判員裁判で、検察側は無罪を主張している元少年に対して、懲役8年を求刑しました。
東京・杉並区で消防団員をしていた元少年(20)は、去年6月、マンションの敷地内にあった袋に火を付けるなどしたとして現住建造物等放火など、3件の放火の罪に問われています。元少年は捜査段階で10件の放火を自白しましたが、裁判では一転して全面否認に転じました。
21日の公判で検察側は、「不合理な弁解を繰り返し、反省していない」などとして懲役8年を求刑しました。一方、弁護側は「元少年を犯人と決めつける証拠は何一つない」と主張し、元少年も「放火はしていません」と無罪を主張しました。
判決は、今月25日に言い渡される予定です。(21日15:34)