地球に戻った小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルをJAXA=宇宙航空研究開発機構が検査したところ、中に1ミリ以上の物質が入っていないことが確認されました。
「はやぶさ」は地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に到達し、そのカプセルは7年ぶりに地球に帰還して、18日、神奈川県相模原市のJAXAの施設に運び込まれました。
密封されたままのカプセルをエックス線で検査したところ、中に砂などの1ミリ以上の物質は入っていないことが確認されました。
JAXAは、存在したとしても、ほこりのような微粒子とみられるとしています。
今後、「イトカワ」の物質が入っているかどうか確認するには、数か月ほどかかる見通しだということです。(19日10:08)