広島商工会議所(広島市中区)の大田哲哉会頭は24日の定例会見で、旧広島市民球場(同)の廃止条例案が市議会で可決されたことを受け、球場跡地への商議所ビルの移転新築を2013年春までの完成を目指して進める考えを示した。
大田会頭は「(ビル移転の)本格的な議論を始める。市のスケジュールに合わせ13年春までに完成させたい」と述べた。さらに「単なるテナントビルではなく、地元の物産を展示するなど政治、経済、文化に役立つ施設にしたい」と意欲を語った。
一方、広場を中心とした市の球場跡地利用計画については、集客力を維持するためにイベントの誘致や運営などにかかわる組織づくりが必要との考えを示した。地元商店街などの意見を聴取した上で、意見を近く市に伝える。
また跡地に整備される広場などを会場として13年4〜5月に予定する全国菓子大博覧会については「広場のオープニングイベントとして実施できる」との見通しを示した。
|