マツダ工場暴走事件を受け、マツダの山内孝会長兼社長は24日の株主総会で、再発防止に向け「あらゆる対策を検討し実施する」と強調した。工場のゲートに侵入防止用コーン標識を同日設置するなど、対策に乗り出したことも明らかにした。
山内会長兼社長は広島県府中町の本社で開いた株主総会で、社員の浜田博志さん(39)=東広島市高屋町=が亡くなるなどした事件を説明し「浜田社員のご冥福を祈り哀悼の意を表します」と話した。
株主から「安全対策に疑問がある」との意見が出され、山内会長兼社長は「ゲートの管理、警備体制をきちんと考えたい」と述べた。
マツダは、容疑者が侵入したとされる宇品工場(広島市南区)の東正門など4カ所に、ゲートを一部ふさぐ形でコーン標識を設置した。警備員も増員した。
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