学校でのポルノ視聴・閲覧の指導
性的な表現が豊富にある、いわゆるエッチな漫画やビデオ、アニメなどを児童が自由に視聴・閲覧することは、教育上、好ましい影響を与えるため、私たち、教育心理学者などの教育研究者は学校に通う児童・生徒に対しエッチな漫画やビデオ、アニメなどをどんどん見るように勧めています。
昨年も、私の知っている範囲では、私の居住地近くの中堅進学校の某私立高校が、専門家を招いて、生徒に対し、「エッチな漫画やビデオ、アニメをどんどん見てもらって構いません」と言って、指導をしてもらっています。子供の中には間違った観念を植え込まれている子が多いため、こうした啓蒙活動は大変必要なことだと思います。
親の中にも間違った観念を持っている人がいます。子供がエッチなものに関心を示し、エッチな漫画やビデオ、アニメなどを見ていると、何か問題があるかのように思う親が少なくないようです。しかし、それは全く問題のないことであり、むしろ、歓迎した方がいいということをそう言う親は知らなくてはいけません。
大抵の親の心配は、子供がそう言うエッチなものに関心を示すと、勉強しなくなるのではないかとか、悪い子になるのではないかと言うことですが、そのようなことは全く心配のいらないことなのです。エッチなものへの関心を抑制すると、勉強をよく行うと言うこともありません。そう言う行為は、わざわざ子供を精神障害に陥れるに過ぎません。
また、エッチなことに関心を持つと悪い子になるわけでもありません。子供の非行は、親が子供に与える家庭環境に問題があることがわかっています。非行の原因は、学校の指導方法でもなければ、エッチな漫画やビデオやアニメでもありません。問題行動を起こす子供をかかえる親にお聞きしますが、子供に接するときに、正しい接し方をしていないのではないですか?子供を本当に正しく理解してはいないのではないですか?ちゃんと科学的な知識を持って、子供に接していますか?思いこみで接していませんか?私が今までに見てきた例では、非行少年・非行少女の親は、例外なく、子供に間違った接し方をし、間違った教育をしています。
子供に対する接し方や教育の仕方は、一度間違えると、取り返しがつきませんから、ちゃんと必要な勉強をしてから、子供の教育を考えないといけません。それには、適切な専門家から正しい知識を教えてもらうことが大切です。新聞や雑誌、テレビで活躍しているジャーナリストや評論家は見た目に信用できそうですが、こういう人たちは最もだめな人たちで、論外です。学校で教えている先生も、マスプロ教育しかしておらず、子供を一人一人見たことがないので、ためです。年を取ったら全然勉強しなくなった様な大学の教授とか実際にあまり子供に接したことのない経験不足の学者はだめです。子供を長年にわたり一人一人よく見ていて、幅広く豊富な専門的知識を持つ学者でないといけません。
ポルノと呼ばれるエッチな漫画やビデオ、アニメなどを子供から規制するというのは、非常によくないことです。規制により悪い影響が出るのは必至ですが、単にそれだけではありません。規制することにより生じた害悪は、半永久的に社会に残り、社会をむしばみ続けます。欧米では、宗教的に性の文化が規制されているため、様々な害悪が生じていることを認識する必要があります。そもそも、こうしたポルノに対する規制も宗教的な性の抑圧の一つであることを忘れてはいけません。
何も大きな問題がないのに、規制するというのは本当に危険なことです。日本では大昔に教育により言語を規制しようとしたことがありました。PTAなどが子供の日本語が汚くなったと苦情を言い立て、そのため、学校で「〜さ」とか、「〜よ」とか、「〜ね」などの助詞を使わない指導をしたのです。その結果、確かにそのような助詞の使用は激減しました。しかし、その様な助詞が使われていた場所で、その様な助詞に代わって、文の切れ目を伸ばすようになったのです。「それで〜、だから〜・・・」の様な感じです。おかげで日本語は前よりも汚くなりました。しかも、学校で「〜さ」とか、「〜よ」とか、「〜ね」などの助詞を使わない指導をやめたにもかかわらず、50年経っても、文の切れ目を伸ばす習慣が日本語から消えず、完全に定着してしまいました。こんな失敗を経験してから、日本の国語教育では馬鹿げた規制はしなくなりましたが、もう忘れてしまっていると思います。いつまた同じ馬鹿なことを繰り返しても不思議はありません。
エッチな漫画やアニメ、ビデオなどでも同じことです。これらを子供に対して規制すると、どんな恐ろしいことが起こるのか全く予想できません。しかし、現状、これらのものを子供が見ていても、何も問題がありませんから、そんな危険を冒してまで、規制する意味がありません。規制により、日本の文化がゆがんでしまわないようにしないといけません。
もし今の日本の文化がゆがんで見えるとすれば、そう思っている人の心がゆがんでいるだけなのです。文化というのは、規制をかけずに、自然に発達させるのが一番よいのです。もし規制を加えるなら、それは他人に対して物理的な被害が生じる様な場合に限定しないといけません。例えば、飲酒の習慣には規制を加え、お酒を飲んで車を運転することは、他人に物理的に危険を及ぼしますから、禁止しなくてはいけません。しかし、お酒を飲むことが本人にとって、健康上、害があるから飲むべきではないというのは、医師が本人にアドバイスできても、法律により飲酒を禁止すべきではありません。
もっとも、飲酒の場合、飲酒運転でなくても、他人に危害を与える可能性は高く、そう言う事件は年中起こっていますから、そう言う理由で、法律により禁止すると言うことはあり得ることです。しかし、児童がポルノと呼ばれるエッチな漫画やアニメ、ビデオを見たからと言って、何も害がないばかりか、有益ですから、法律により規制するのは間違っています。もしそう言うエッチなアニメや漫画、ビデオを見たくないという人がいるなら、その人個人が見ないようにするだけですむことです。
子供を持つ親は、全員、ポルノと呼ばれるエッチな漫画やアニメ、ビデオが、教育上、有益であるということをよく理解し、知っておかなければなりません。児童に対し、エッチなビデオやアニメ、漫画などを試験的に規制するというのも、やってはならない危険なことであると言うことも知っておくべきです。一度、規制により害悪が発生すれば、それがそのまま残ってしまい、半永久的に消えないという恐ろしい危険性があることを熟知しておかなくてはいけません。親の行わなくてはならないことは、子供についての科学的な知識を持ち、子供をよく理解し、ポルノなど子供が自然にほしがるものが身近にある環境を作り、子供に対して正しい接し方をすることです。
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親の中にも間違った観念を持っている人がいます。子供がエッチなものに関心を示し、エッチな漫画やビデオ、アニメなどを見ていると、何か問題があるかのように思う親が少なくないようです。しかし、それは全く問題のないことであり、むしろ、歓迎した方がいいということをそう言う親は知らなくてはいけません。
大抵の親の心配は、子供がそう言うエッチなものに関心を示すと、勉強しなくなるのではないかとか、悪い子になるのではないかと言うことですが、そのようなことは全く心配のいらないことなのです。エッチなものへの関心を抑制すると、勉強をよく行うと言うこともありません。そう言う行為は、わざわざ子供を精神障害に陥れるに過ぎません。
また、エッチなことに関心を持つと悪い子になるわけでもありません。子供の非行は、親が子供に与える家庭環境に問題があることがわかっています。非行の原因は、学校の指導方法でもなければ、エッチな漫画やビデオやアニメでもありません。問題行動を起こす子供をかかえる親にお聞きしますが、子供に接するときに、正しい接し方をしていないのではないですか?子供を本当に正しく理解してはいないのではないですか?ちゃんと科学的な知識を持って、子供に接していますか?思いこみで接していませんか?私が今までに見てきた例では、非行少年・非行少女の親は、例外なく、子供に間違った接し方をし、間違った教育をしています。
子供に対する接し方や教育の仕方は、一度間違えると、取り返しがつきませんから、ちゃんと必要な勉強をしてから、子供の教育を考えないといけません。それには、適切な専門家から正しい知識を教えてもらうことが大切です。新聞や雑誌、テレビで活躍しているジャーナリストや評論家は見た目に信用できそうですが、こういう人たちは最もだめな人たちで、論外です。学校で教えている先生も、マスプロ教育しかしておらず、子供を一人一人見たことがないので、ためです。年を取ったら全然勉強しなくなった様な大学の教授とか実際にあまり子供に接したことのない経験不足の学者はだめです。子供を長年にわたり一人一人よく見ていて、幅広く豊富な専門的知識を持つ学者でないといけません。
ポルノと呼ばれるエッチな漫画やビデオ、アニメなどを子供から規制するというのは、非常によくないことです。規制により悪い影響が出るのは必至ですが、単にそれだけではありません。規制することにより生じた害悪は、半永久的に社会に残り、社会をむしばみ続けます。欧米では、宗教的に性の文化が規制されているため、様々な害悪が生じていることを認識する必要があります。そもそも、こうしたポルノに対する規制も宗教的な性の抑圧の一つであることを忘れてはいけません。
何も大きな問題がないのに、規制するというのは本当に危険なことです。日本では大昔に教育により言語を規制しようとしたことがありました。PTAなどが子供の日本語が汚くなったと苦情を言い立て、そのため、学校で「〜さ」とか、「〜よ」とか、「〜ね」などの助詞を使わない指導をしたのです。その結果、確かにそのような助詞の使用は激減しました。しかし、その様な助詞が使われていた場所で、その様な助詞に代わって、文の切れ目を伸ばすようになったのです。「それで〜、だから〜・・・」の様な感じです。おかげで日本語は前よりも汚くなりました。しかも、学校で「〜さ」とか、「〜よ」とか、「〜ね」などの助詞を使わない指導をやめたにもかかわらず、50年経っても、文の切れ目を伸ばす習慣が日本語から消えず、完全に定着してしまいました。こんな失敗を経験してから、日本の国語教育では馬鹿げた規制はしなくなりましたが、もう忘れてしまっていると思います。いつまた同じ馬鹿なことを繰り返しても不思議はありません。
エッチな漫画やアニメ、ビデオなどでも同じことです。これらを子供に対して規制すると、どんな恐ろしいことが起こるのか全く予想できません。しかし、現状、これらのものを子供が見ていても、何も問題がありませんから、そんな危険を冒してまで、規制する意味がありません。規制により、日本の文化がゆがんでしまわないようにしないといけません。
もし今の日本の文化がゆがんで見えるとすれば、そう思っている人の心がゆがんでいるだけなのです。文化というのは、規制をかけずに、自然に発達させるのが一番よいのです。もし規制を加えるなら、それは他人に対して物理的な被害が生じる様な場合に限定しないといけません。例えば、飲酒の習慣には規制を加え、お酒を飲んで車を運転することは、他人に物理的に危険を及ぼしますから、禁止しなくてはいけません。しかし、お酒を飲むことが本人にとって、健康上、害があるから飲むべきではないというのは、医師が本人にアドバイスできても、法律により飲酒を禁止すべきではありません。
もっとも、飲酒の場合、飲酒運転でなくても、他人に危害を与える可能性は高く、そう言う事件は年中起こっていますから、そう言う理由で、法律により禁止すると言うことはあり得ることです。しかし、児童がポルノと呼ばれるエッチな漫画やアニメ、ビデオを見たからと言って、何も害がないばかりか、有益ですから、法律により規制するのは間違っています。もしそう言うエッチなアニメや漫画、ビデオを見たくないという人がいるなら、その人個人が見ないようにするだけですむことです。
子供を持つ親は、全員、ポルノと呼ばれるエッチな漫画やアニメ、ビデオが、教育上、有益であるということをよく理解し、知っておかなければなりません。児童に対し、エッチなビデオやアニメ、漫画などを試験的に規制するというのも、やってはならない危険なことであると言うことも知っておくべきです。一度、規制により害悪が発生すれば、それがそのまま残ってしまい、半永久的に消えないという恐ろしい危険性があることを熟知しておかなくてはいけません。親の行わなくてはならないことは、子供についての科学的な知識を持ち、子供をよく理解し、ポルノなど子供が自然にほしがるものが身近にある環境を作り、子供に対して正しい接し方をすることです。
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