2010.6.24 15:47
娯楽機器メーカー、セガサミーホールディングス(HD)は24日に提出した有価証券報告書で、里見治会長兼社長の2010年3月期の報酬が4億3500万円だったと明らかにした。
ストックオプション(自社株購入権)は付与されておらず、これまで明らかになっている中では、現金報酬でソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長の4億1000万円を上回り、日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼会長の8億9000万円に次ぐ高額で、日本人経営者ではトップとなる。
セガサミーでは、このほか、中山圭史副社長(1億5500万円)、小口久雄取締役CCO(1億800万円)の計3人が1億円を超えていた。
里見氏は、パチンコ・パチスロ機メーカーのサミー工業(元サミー)の創業者で、同社を業界大手に育て上げた。セガサミーの株式を15・3%保有する筆頭株主。サミーは2003年12月にセガを実質的に救済合併。04年に持ち株会社のセガサミーHDを設立した。