【続報】
川口女性強殺の清田被告に無期懲役

埼玉県川口市のアパートで会社員渡辺沙織さん（当時２６歳）が殺害された事件で、川口署捜査本部は４日、渡辺さんと同じアパートに住む女性を暴行して財布を奪ったなどとして、同市源左衛門新田、自称配管工、清田竜也容疑者（３９）を婦女暴行や強盗などの疑いで逮捕した。

同本部は、渡辺さんの殺害にも関与している可能性が強いとみて追及する。

調べによると、清田容疑者は今年７月２６日深夜から翌２７日未明にかけて、同アパートに住む２０歳代の女性宅に押し入り、女性を衣類で後ろ手に縛って暴行したうえ、キャッシュカードなどを奪い、現金約１００万円を引き出した疑い。

捜査本部は、渡辺さんが殺害された直後の１０月３０日午後１０時４０分ごろ、同アパートから約１００メートル離れたスーパーの現金自動預け払い機（ＡＴＭ）で、渡辺さんのキャッシュカード２枚を使って現金を引き出そうとした男の写真を公開し、行方を追っていた。
（2007年12月4日 読売新聞）

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逮捕の３９歳男、防犯カメラの公開映像と酷似
埼玉県川口市の会社員、渡辺沙織さん＝当時（２６）＝殺害事件を捜査している川口署捜査本部に別の婦女暴行事件で逮捕された自称配管工、清田龍也容疑者（３９）について、捜査本部が公開した渡辺さん殺害事件での映像の男と似ていることが５日分かった。
　
清田容疑者は、７月に渡辺さん殺害事件と同じアパートで別の女性を乱暴し、キャッシュカードを奪ったとして４日、強盗強姦などの疑いで逮捕された。
　
捜査本部は１１月１６日、渡辺さん殺害事件で、渡辺さんのアパート近くのスーパーでカードを使って現金を引き出そうとした男の映像を公開した。捜査本部によると、この男と清田容疑者は似ているという。
また、渡辺さんが殺害された１０月３０日、現場近くのパチンコ店などの防犯カメラにも清田容疑者に似た男が写っていたことも新たに判明。捜査本部は渡辺さん殺害でも清田容疑者を追及する。
　
７月の事件で捜査本部は女性宅から体液を採取。
聞き込み捜査で今月２日、現場近くのＪＲ東浦和駅で職務質問を受けた際、清田容疑者がうその住所を答えたため、捜査本部が清田容疑者が駅に残したコーヒーカップを押収し唾液（だえき）などを採取した。
ＤＮＡ鑑定の結果、両者のＤＮＡが一致した。
（2007年12月5日 産経新聞）

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捜査本部は、清田容疑者の自宅の家宅捜索で、消費者金融から借りたとみられる１２０万円の借用書など約９０点を押収した。
清田容疑者は元妻と子供３人の５人暮らし。４月まで現場の近くに住んでいたと供述しており、捜査本部は周辺に土地勘があったとみている。

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川口の女性殺害…現金引き出せず、部屋に戻り犯行か
埼玉県川口市のアパートで会社員渡辺沙織さん（当時２６歳）が殺害された事件で、同じアパートに住む女性への強盗容疑などで逮捕された同市源左衛門新田、配管工清田龍也容疑者（３９）が、女性のキャッシュカードを使って現金を引き出した後、女性の部屋に戻っていたことが５日、川口署捜査本部の調べで分かった。

渡辺さんの事件でも、犯人は奪ったキャッシュカードで現金を引き出せず、部屋に戻った可能性があり、捜査本部では、手口が似ていることから関与を調べている。

調べによると、被害者の女性は、帰宅してシャワーを浴びていた時に襲われた。清田容疑者は女性の手足を衣類で縛り、キャッシュカードを奪ったうえ、「本当の暗証番号を言わないと殺す」と脅して番号を聞き出し、近くのコンビニエンスストアの現金自動預け払い機（ＡＴＭ）で９５万円を引き出した。その後、再び部屋に戻り、女性が言うことを聞かずに動いたなどとして腹を立て、暴行したという。

渡辺さんは１１月１日夕、自室で殺害されているのが発見された。２日前の１０月３０日午後１０時４０分ごろ、近くのスーパーのＡＴＭで渡辺さんのキャッシュカードで金を引き出そうとした男がおり、暗証番号を１回、入力しただけで現金を引き出せないまま立ち去っていた。

捜査本部では、渡辺さんがこの時点でも殺害されていなかった可能性が残されていることから、うその暗証番号を教えられた男が、正しい番号を聞き出すため再び部屋に戻り、その後、渡辺さんを殺害したことも考えられるとしている。
（2007年12月5日 読売新聞）

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部屋から汗　別件逮捕の男のＤＮＡほぼ一致
埼玉・川口市のアパートで１０月に起きた会社員・渡辺沙織さん（２６）殺害事件で、警察の調べによると、渡辺さんの部屋の中から「人の汗」が検出されていた。
この「汗」をＤＮＡ鑑定した結果、同じアパートで起きた別の強盗事件で逮捕された清田龍也容疑者（３９）のＤＮＡとほぼ一致したことがわかった

埼玉・川口市の渡辺沙織さん殺害容疑
清田被告「首を絞めた」と供述
埼玉県川口市のアパートで会社員渡辺沙織さん（当時２６歳）が殺害された事件で、川口署捜査本部は２７日、同じアパートで起きた別の強盗事件で逮捕・起訴された同市源左衛門新田、配管工清田龍也被告（３９）を強盗殺人などの容疑で再逮捕した。

調べによると、清田被告は１０月３０日夜、同市柳崎にあるアパート２階の渡辺さん方に、無施錠のベランダから侵入。渡辺さんをカーディガンで後ろ手に縛るなどしてキャッシュカードを奪った上、首を絞めて殺害した疑い。

渡辺さんは１１月１日、無断欠勤を心配してアパートを訪れた同僚らによって発見された。

清田被告は、このアパートに住む別の女性方で７月、同様の手口でキャッシュカードを奪い、現金約９５万円を引き出したなどとして、強盗婦女暴行や窃盗罪などで２６日に起訴された。
（2007年12月27日 読売新聞）

埼玉県川口市のアパートに侵入し、一人暮らしの女性から金を奪って殺害したとして強盗殺人罪などに問われた住所不定、配管工清田龍也被告（４０）の初公判が１４日、さいたま地裁（中谷雄二郎裁判長）であった。

清田被告は罪状認否で「殺すつもりはなかった」と殺意を否認した。

検察側の冒頭陳述によると、清田被告は２００７年１０月３０日夜、同市柳崎の会社員渡辺沙織さん（当時２６歳）方に侵入。渡辺さんをカッターナイフで脅し、現金約８０００円などを奪い、渡辺さんの首を手で絞めて殺害したとしている。
（2008年7月14日 読売新聞）