鹿児島両親殺害事件・次男の五反田秀太容疑者が偽装工作

鹿児島市犬迫町の無職、五反田和義さん（５５）と妻の京子さん（５４）の遺体が自宅に埋められていた事件で、鹿児島県警に死体遺棄容疑で逮捕された次男の秀太容疑者（２６）が、京子さんの勤務先に欠勤理由を伝える電話をかけていたことがわかった。

（画像：上/次男の秀太容疑者：下/殺害された両親）

秀太容疑者が犯行を隠すため、２人が生きているように偽装したとみて調べている。

京子さんが弁当工場に最後に出勤したのは、１１月１６日深夜から１７日朝で、京子さんの同僚によると、同２０日夜ごろ、秀太容疑者から工場に電話があり、「日置市に住む祖父の具合が悪く、母は実家に行っているので仕事を休む。後日、本人から電話があると思う」などと責任者に告げていた。しかし、本人から連絡がないまま欠勤が続いたため不審に思っていたという。

血痕があった６畳間の夫妻の寝室から、畳が取り去られ、自宅の裏庭で燃やされていた点について、秀太容疑者は、「犯行を隠すために燃やした」と供述しているという。夫妻の遺体は燃やされた畳の下の地中に埋められていた。