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人類初の快挙「はやぶさ」 軍事への応用は周辺諸国への脅威(1)

6月19日18時34分配信 サーチナ

 日本の小惑星探査機「はやぶさ」が3億キロ離れた小惑星イトカワから無事帰還した。「はやぶさ」の7年間・60億キロの航程は、人類の宇宙史において多くの新記録を打ち立て、世界一を狙う日本の宇宙技術を示すこととなった。チャイナネットが「はやぶさ」に対する専門家の見方を紹介した。

 「はやぶさ」は技術的な故障で3年ほどコントロールがきかなくなってしまったが、生き残ったエンジンを組み合わせることで起死回生し、人類の遠隔操作技術において初の快挙を成し遂げた。

 香港の軍事評論家である馬鼎盛氏は「もし日本がこれらの成果を軍事面に応用すれば、中国やその周辺国家にとっては大きな脅威になる」と語った。

 ただし、北京のある軍事専門家は「はやぶさなど大したことはない。カプセルはたった6キログラム、使用したM5ロケットが推力も小さく、軍事用に応用したところでどうにもならない。また、日本の宇宙事業は商業的マーケットに乏しく、中国の宇宙事業の勢いにはかなわない」と語った。

 一方で英国の『JANES MISSILES AND ROCKETS』によれば、日本のM5ロケットは直径2.5メートルの世界最大級の三段式固体燃料ロケットで、1.8トンの衛星を250キロメートル、傾斜角31度の楕円軌道に打ち上げることができる。また、M5ロケットは(その気になれば)大陸間弾道ミサイルにも使えるという。(つづく 編集担当:米原裕子)

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最終更新:6月21日12時16分

サーチナ

 

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