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かるた「永世クイーン」が女子大で特別授業、努力続ける大切さ訴える/相模原

2010年6月24日

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競技かるたで永世クイーンになった経験を語る渡辺さん=相模原市南区の相模女子大学

競技かるたで永世クイーンになった経験を語る渡辺さん=相模原市南区の相模女子大学

 学生に将来を考えるきっかけにしてもらおうと、競技かるたで女性の最高位「永世クイーン」の位を持つ渡辺令恵(ふみえ)さん(45)=横浜市泉区=を招いた特別授業が24日、相模女子大学(相模原市南区相模大野)で行われた。同大卒業生で、現在は神奈川トヨタ自動車渉外広報部に勤務する渡辺さんは、後輩の1年生約200人を前に、一つのことに努力し続ける大切さを訴えた。

 渡辺さんは10歳で競技かるたを始め、同大在学中は4回連続学生チャンピオンに輝いた。23歳から通算14回、クイーンの座に輝いている。

 予選で負けて言い訳をすると、父親にひどくしかられ、結果を正面から受け止めるようになったことなど、競技かるたを通しての自身の成長を紹介した。

 大学時代の思い出も披露。1年の夏休み、父親の勧めで他大学のかるた部の合宿に、一人で参加。最初は嫌になりそうだったが、最終日に参加者全員から激励を受け「自分は相模女子大の代表なんだ」と、かるたに取り組む意気込みが変わったという。

 渡辺さんは「一つのことを一生懸命頑張ることは貴重な経験になる。大学生活をこれからどうやって過ごすか考えて」などと呼び掛けた。

 競技中の映像も紹介され、100分の1秒の戦いといわれる素早い手さばきに、学生たちは驚きの声を上げていた。学芸学部子ども教育学科1年の女子学生(18)は「一流を極めた人の、競技に対する姿勢が印象的だった」と感銘を受けていた。

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