谷垣禎一総裁は6月24日、参院選公示後の初の遊説を山梨県甲府市内で行った。わが党総裁の国政選挙第一声は東京都内で上げるのが通例になっており、地方で行うのは初めてのこと。谷垣総裁は今回の参院選を「皆さんに10カ月の民主党政権を採点していただき、自民党がもう1回、信頼していただけるかを試していただく選挙」と位置付け、「チャレンジャー」となって日本が直面している危機の打開に取組む決意を強調。当面の課題として(1)経済成長による雇用の創出(2)民主党政権によって失われた、国際社会における日本の信頼回復(3)安心できる社会保障制度など、国民の将来に責任を持つ政策立案――の3点を掲げ、「民主党政権に歯止めをかけるのが、自民党に課せられた使命だ」と訴えた。会場には約800名の聴衆が集まり、谷垣総裁の演説に熱心に耳を傾けた。
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