“はやぶさ後継機に支援を”
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“はやぶさ後継機に支援を”

6月21日 20時34分

7年にわたる宇宙の旅を終えた日本の小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトリーダーが21日、川端文部科学大臣と会い、4年後の打ち上げを目指している「はやぶさ」の後継機への国の支援を求めました。

「はやぶさ」のプロジェクトリーダーで、宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授は、21日午後、川端文部科学大臣を訪ね、はやぶさの帰還を報告しました。この中で川口教授は、4年後の2014年の打ち上げを目指している、はやぶさの後継機について触れ、「新しいプロジェクトを立ち上げたい」と述べ、国に開発への支援を求めました。これに対し、川端大臣は「次もしっかりと今回の成果を踏まえていきたい」と応えました。はやぶさの後継機については、17億円の当初の概算要求が事業仕分けなどを経て3000万円まで大幅に削減されています。これについて、川端大臣は「このプロジェクトがどうなるのかという議論もあり、評価を見極めるために、ちょっと踊り場に置いていた」と説明しました。「はやぶさ」をめぐっては、地球に帰還したカプセルの中に小惑星の石や砂が入っているかどうかが焦点になっていて、これまでに行った検査では、1ミリ以上の大きさの物質は入っていないことが確認されており、今後、本格的な分析が行われることになっています。