千葉 珍しいピンクのかつお
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千葉 珍しいピンクのかつお

6月24日 11時28分

おなかの部分などがピンク色の珍しいかつおが千葉県勝浦市の港に水揚げされ、博物館に冷凍保存して原因を解明することになりました。

このかつおは22日朝、宮崎県の漁船が、八丈島の沖合280キロほどの所で一本釣りで釣り上げ、23日に勝浦港に水揚げされました。体長40センチ、重さは1.3キロとやや小ぶりで、口もとからおなかにかけて淡いピンクになっています。勝浦港ではこの時期、黒潮に乗って日本近海に北上してくる「初がつお」の水揚げが盛んで、22日も大勢の人が働いていましたが、この珍しいかつおに驚いた様子でした。勝浦漁業協同組合の渡辺和明管理課長は「この港で24年間仕事をしているが、ピンクのかつおを見たのは初めてで、驚いた」と話していました。かつおは勝浦市内にある「千葉県立中央博物館分館 海の博物館」で冷凍して保存されることになり、今後、一般に公開することも検討しているということです。博物館の川瀬裕司上席研究員は「何らかの突然変異で赤い色素が出たと考えられ、原因を解明したい」と話しています。