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“レクサスLFA生みの親”成瀬弘さんがドイツで事故死

6月24日14時28分配信 オートスポーツweb

 23日、トヨタ自動車のマスタードライバーで、近年はレクサスLFAなどを手がけてきた成瀬弘さんが、ドイツ・ニュルブルクリンク近郊の公道でを走行中に対向車と激突し亡くなった。

 成瀬さんは1963年にトヨタ自動車に入社後、ヨーロッパでレースを戦う傍ら、2000GTをはじめとするトヨタのスポーツカーの“味付け”を行ってきた人物。トヨタ自動車のテストドライバーの中でも『トップガン』と呼ばれる最高ランクのドライバーのひとりだった。近年は豊田章男社長とともにグラスルーツでのモータースポーツとしてGAZOO Racingを推進。LFAでのニュルブルクリンク24時間挑戦を行うなど精力的に活動を続け、脇阪寿一らを擁した今季のニュル24時間では監督も務めた。

 ドイツのautoblog.comなどが伝える報道を総合すると、現場はニュル近郊の一般道で、成瀬さんは左コーナーの進入付近で対向してきたBMWと激突。成瀬さんは死亡、BMWに乗車していたふたりのテストドライバーはひとりが意識不明の状態だという。警察では事故の原因はまだはっきりしていないとしている。

 この件についてトヨタ自動車の広報部は、「成瀬さんが亡くなったのは事実で、突然のことでこちらも驚いています。車両評価中の事故とのことですが、原因等は分かっていないのでそれ以上は申し上げられません」とオートスポーツwebの取材に対しコメントしている。

 謹んで哀悼の意を表したい。

[オートスポーツweb 2010年6月24日]

最終更新:6月24日14時28分

オートスポーツweb

 

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