今月20日、京都府舞鶴市の舞鶴港で、17歳の少年の足をロープで縛ったうえ、タイヤのホイールを結びつけて海に突き落として死亡させたとして、警察は、19歳と18歳の少年2人を殺人の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、いずれも舞鶴市に住む19歳の建設作業員の少年と18歳の運送業アルバイトの少年です。警察によりますと、2人は今月20日の夜、舞鶴市の舞鶴港の桟橋で建設作業員の布川由一さん(17)の両足をロープで縛ったうえ、タイヤのホイールを結びつけて海に突き落として死亡させたとして殺人の疑いが持たれています。調べに対して、18歳の少年が「布川さんは泳ぎが上手で、おもしろ半分で足をロープで縛ってホイールを結びつけ、このまま海で泳げと言った。布川さんは『それはやばいでしょう』と答えたが、いっしょにいた19歳の少年が背中をけって海に落とした」と供述しているということです。一方、19歳の少年は「足げりしたが、海には落としていない」と容疑を否認しているということです。警察によりますと、布川さんは中学校時代や職場の先輩など遊び仲間の少年6人と桟橋にいたということで、警察で当時の状況を詳しく調べています。