拉致被害者の家族 モンゴルへ
K10052477511_1006211515_1006211518
最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

拉致被害者の家族 モンゴルへ

6月21日 14時42分

拉致被害者の家族が、北朝鮮と関係の深いモンゴル政府に対し、拉致問題解決への協力を求めるため、21日にモンゴルへ向けて出発しました。モンゴルは北朝鮮と国交を結ぶなど、関係が深いことで知られており、拉致問題の解決に向けては日本に協力する考えを示しています。

モンゴルを訪問するのは、拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと、増元るみ子さんの弟の照明さんの2人です。モンゴルは北朝鮮と国交を結ぶなど、関係が深いことで知られており、拉致問題の解決に向けては日本に協力する考えを示しています。今回の訪問は、モンゴルのメディアなどからの要請で初めて実現したもので、被害者家族は、24日までモンゴルに滞在し、政府の幹部と面会して解決への協力を直接訴えることにしています。また、拉致問題をテーマにした講演会にも出席し、モンゴルの人たちに拉致問題を広く知ってもらうことにしています。出発前、飯塚さんは「モンゴル政府に私たちの気持ちを伝え、北朝鮮に対して『拉致被害者をみんな帰せ』と要求してもらえるよう呼びかけてきたい」と話しました。また、増元さんは「モンゴル国内には北朝鮮から逃れてきたいわゆる脱北者がいると聞いており、モンゴル当局に対して特に情報面での協力を求めたい」と話しました。